24杯目 「恐怖の飛行機」

飛行機にて…

乗客が飛行機に乗り込み1時間ほど飛行せず待たされていた。
すると機内アナウンスが流れた。
機長「誠に申し訳ありません。エンジントラブルが発見されたので離陸を中止致します。」

 

 

それを聞いた乗客は待たされたイライラもあり
「ふざけるな!」「早く飛べ!!」と口々に怒り叫んだ。
するとまた機内アナウンスが流れた。

 

 

 

 

 

 

 

「じゃぁ、飛びます。」

 

 

 

機内は大パニック。

 

 

 

 

 

 

 

 

はい。全国のマツバラーのみなさん!お待たせしました。大人気コラムです。

な~んて事があったら怖いですね~。
そんな事を一人考えているのには訳があります。
そうです!先日、弊社15人の社員旅行in沖縄が開催されました。

常夏の沖縄は梅雨まっさかりなのに飛び込みます。
そんな話題豊富な我々チームタイトラは神戸空港から沖縄に向う。
まさか命からがらの事態が待っているとは知らずに…

 

 

5/17、13:00神戸空港に集合。
手続きをこなし15人一行(うち初フライト2人含む)は順調に飛行機に乗り込んだ。命乞いをする者、バーボンをボトルごとイッキして恐怖心を殺す者、スチュワーデスを口説く者、もう酒に潰れている者など様々な模様が機内で展開されている中、出発して1時間程経ったぐらいだろうか?

急に破裂音が機内にこだます…

「ボンッ!!!」

すぐさま嫌な振動が機内を揺らす。

「ガタガタガタガタガ…」

 

 

 

 

 

ええええっ~~~~~!!
なに?今の音!大丈夫なん?

 

 

 

 
人一倍恐怖心旺盛の松原はすぐさま事の追及に急ぐがスッチーは「大丈夫です」の一点張り。確実にウロウロしてるしコソコソ話し満載の演出は100%何 かあったやん!を隠せない。

「え?やっぱ何かあったんでしょ?」

「いえ、問題無く飛行しております。」

 

ってお~~いっ!

今、聞いた奴の後ろのスッチーめちゃくちゃ外見てるやんっ!うそつけ!

奥から走ってきた奴と今、コソコソ話ししとるやんけ!
お前、何 マニュアル通りの返答でやり過ごそうとしとんねん。
こっちもそれぐらいのエアー読めるねんぞ!

おい!お前!今、パラシュートんトコ確認しとったやろっ!?
何、有無の確認しとんねん。嗚呼ぁ…最悪や~ 絶対エンジン故障とかやん!

30分程、変な振動が続く。

うちのスタッフは遂に遺言を書く者まで出る始末。
全く関係なくまだスッチーを口説いている奴もいるが完全無視のスッチーの態度にもこの事態の悪さが伺える。そうこうしていると機内アナウンスが流れる。

 

 

「機長の○○です。ただ今の振動ですが飛行には全く問題はありません。原因が解明されましたので御心配無く。」

 

 

我々はホっと胸を撫で下ろす。

 

 

 

「この振動は2つあるうちの左のエンジンが故障してしまった為ですが1つのエンジンでも問題なく飛行可能です。御心配なく」

 

 

… なんや~、エンジンか~!良かった良かった …

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ってコラ~~っ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

エンジンやろ?エンジン?
2つあるかしらんけど対極にある左右のエンジンやろ?
絶対あかんやんっ!バカにしてんのか?コラッ!1個で飛べるんやったらハナから1個でええやんけっ!
右と左に1個ずつあるねんからマストなんやろ?絶対おかしい!おかしい!

機内はパニックに陥る。
しかも左の翼の下のエンジンって事はホンキで俺の真下やんけ!すぐ下!したー!

沖縄まで揺れまくり状態で、「死」を覚悟しながら1つのエンジンだけで沖縄になんとか1時間押しで到着。
発狂した松原は荷物引渡しの所で切れて暴れまくったらJALの人間が駆けつけて来た。

するとヤヤコシイ奴と思われたのか、5万円が入った封筒を差し出すJALスタッフ。簡単に気分を良くし空港を出た。
しかし空港から出ると大勢の報道のカメラが我々に駆け寄り、インタビューを全国ネットで受けてしまい事のデカさを実感。
そしてまた翌日の朝のニュースにTV出演を果たした松原一行の沖縄旅行は幕開けから珍道中を匂わせてくる。

さぁ、どうなるチーム松原…
リアルに生きて帰れるのか?次号に続く…
(*この飛行機事故は新聞や各インターネットNEWSで大きく取り上げられています。実話)

-2006/06/05 update-