49杯目「浮浪者の侵入」

はっぴー!!
最近、芸人のアントキの猪木の本名が「小松原 裕」と判明し、
これが世に広がったら街を歩けないぐらいイジめられそうで夜も眠れない不安な精神状態のまま始まりました
大好評かけつけコラムですが、やっと精神的に追い込まれる毎年恒例のGOING KOBEが今年も無事終わりました。

下記のイベントなんですが、今年は過去最高に来場者に恵まれて本当に嬉しかったのですが、その分トラブルが絶えず起こりました…。
開場してから絶え間ない電話の数。
伝えきれないトラブルの数ですが、例えば渋滞で出演者が間に合わないとか
、人が多すぎて道路からはみ出しまくって歩行者天国みたいになり苦情が来たり、飲料水が売り切れてしまったり、
もうとんでもないトラブルを虱潰しに対応していきます。演奏なんて全く見る余裕が無いのですが、中でも一番印象に残っているトラブルがございます。
大学の教員の方から凄い剣幕で電話が…

「松原君!大変や~!」教員say。

「はぁ?」もうトラブルを聞き飽きた松原は力無く返答をする。

「大学の敷地に浮浪者が侵入して、来場者や学生が怖がって凄い騒動になっている!!どうしたらいい?」

これは危険度Aランクの中々なトラブルだ!! 松原は慌てて大学へ戻って対応する旨を伝える。
しかし松原はもう1会場であるワールド記念ホールに居て、しかも別のトラブルの対処中。

とにかく何とかしなくてはいけない…

大学の学生スタッフリーダーに電話して浮浪者の状況を伝えてもらう事にする。

しかし浮浪者が移動を繰り返している様で中々見つからない状況。

でも警備員や、教授などからも浮浪者目撃情報が次々と無線を通じて松原の耳に入ってくる。
他にもスタッフにも見に行ってもらうが、逃げられた後の様で見当たらないと報告を受ける。

何か大きな問題があってからでは遅い!!
松原は現在対応しているトラブルを人に託し、大学へ走ってむかう。

しかし入場無料のこのイベント。

実際危害が無いのに外見で判断して追い返していいものか??
そんな自問自答は大学までの移動時間を埋めて いく。
また警備員から無線で入電。

「松原さん!!もうこれ以上、騒動をホっておく訳にはいかない!!発見次第、追い出していいでしょうか?」

そんなに会場はは緊迫しているのか?

ドンドン不安になっていく松原。
事件は現場で起きている。
そんな名言を思い出し、警備員や学生スタッフに一斉に無線で連絡をする。

「発見次第、会場から連れ出して下さい!!」

松原本日ベスト判断賞が確定した瞬間であった。
「ラジャーー!!!!!!!」

そう返答が受け、松原はとにかく不安の中、大学へとまだ走り続ける。
心臓の音は地面を蹴りつける足音に共鳴し
、祈るしか出来ない不甲斐無さを痛感する松原に先ほどの学生スタッフから入電が入る。

「松原さん!先ほどの浮浪者の件ですが問題ありませんでした!!」

も、問題ありません?ってどういう事だ??
松原含め、教員陣も慌てて聞き返す。

「いや、その~大丈夫でした…」

だから!!何が大丈夫なんだ?状況をちゃんと伝えろ!

松原は凄い剣幕で聞き返す。
「いや、その…浮浪者って…太陽と虎の風次さんが酔っぱらっているだけでした…」
賑やかな会場に僕達の無線は静かさを取り戻した…

-2008/07/05 update-