コラム「人生打ち上げかけつけ」

松原裕 コラム

2005年より13年間1ヶ月も休まずに連載を続けている太陽と虎代表 松原裕のマンスリーコラム。

人生とは打ち上げのように激しく乱れて華やかに散る。
ならばかけつけイッキで酔ったもの勝ち。

そんな日々起こる不可思議で愉快な体験を綴る太陽と虎マンスリーコラムスケジュール誌に連載中のかけつけコラムWEB版。

笑いをアテに何杯でもイッキしてください。

※本コラムは本人が「がん」を理由に2016年10月を持って休載しておりますが、「絶対休む機会を探していて「がん」になって「よっしゃ!これや!」と思ったに違いない。」「連載が始まって13年間140話以上書き続けてネタ切れになったんじゃないですかね?」関係者談。
「そ、そんなわけないやん!ネタが溢れて溺れそうやわ!ただ体調が…。」本人談。

という事で2016年10月より、体調が良い時にWEB版のみ更新する不定期連載になりましたので、テレビの裏面を掃除するぐらいの頻度でこのページも覗いてくださいね。

99杯目 「期待は浮かばれず…」

先日銀行の窓口に並んでると隣の若いヤンキーカップルが通帳を見ながら悩んでいた。

「あれ?なんか“としこ”って人から振り込みがある…。なんか怖いな。」
それは“利子”って読むんだよと喋りかけられない内気な松原の爽快コラムが始まりました!

という事で遂に99話目を迎えます今回のお話しは北海道出張の飛行機での出来事です。
早めについてちょっと観光でもと思い朝一番の便の座席に着く。
ほぼ満席の機内。

睡眠不足の松原は颯爽と椅子にもたれ身体を預けた。
次はすぐに訪れた睡魔に身体を預けると一瞬で眠りにつく。
このまま目覚めたら到着という最高の状況に期待していたら、周囲のザワザワに鼻風船を割られる。。

「騒がしいな…」

機内に舞う光の粒子と戦いながら瞼を開けると何人もの乗客がスチュワーデスの指示に従って席の移動を繰り返しているでは無いか…
事態を把握できないまま時計を見ると、なんと出発の時間から30分も過ぎているでは無いか!
こっちは早めに北海道に到着して色々と観光を計画している訳で、
この30分がどれだけ大切なのかきっと彼らは理解していない。

すると松原の気持ちを察したかの様に
「ただ今、搭乗人数が合わないので調査中です。」
と何度も機内アナウンスが流れる。

どうやら端末のミスで二重発券があったようだ!
細胞の隅々から怒りを搾り出しスッチーにクレームを言おうとした瞬間!
松原の席の横のおっさんが急にスッチーに怒鳴りつけ出した。

「何分待たせるんや!」
「申し訳ございません。」
「なぜ俺は待たされないといけないんだ!」

スッチーは音に反応するオモチャの様におっさんのワンセンテンスごとに
「申し訳ありません」を連呼する。
「ちゃんと説明無いと告訴するぞ!」「機長連れて来い!」「責任者を出せ!」
など怒号を飛ばして機内は騒然。

しかも松原の隣なので周囲はジロジロとこちらを見てくる。

松原もどういう顔でいる事が正解か解らず、この一方的なバトルを見守る。
この最中も他のスッチーが沢山の人を大移動させている。
そして横のおっさんはまだスッチーに怒鳴っている。
スッチーも遂に反撃とばかりに
「ここでお話しをしておりますと解決にまた時間がかかりますので一度戻らせて頂きます。」
確実に今日彼氏とのディナーでこのおっさんの悪口をアテに酒を飲むことは初対面の松原でも容易に推測できる表情でスッチーは戻っていく。おっさんはそれから10分以上、通り過ぎる様々なスッチーに同じことを幾度も怒鳴りつけている。
その中のあるスッチーがこのおっさんに突然近づいてくる。
するとそのスッチーは「お客様、恐縮ですが座席表をお見せ頂けますでしょうか?」say。
おっさんは怒りながらスッチーに座席表を見せるとなんとそこには全く違う席番が書かれているではないか!
するとそのおっさんは俺を指刺し、
「こいつがここに座らせたんだ!」

待てコラ!おっさん!なんで俺やねん

…確かに松原が座ろうとしたら横に近づいてきたので
「あ、どうぞ。」とは言ったけど…

って松原の言い分、聞かずに席移動するなぁ!
んで移動しながら「俺は座らされたんや!」ってキレるな!
完全に松原が原因みたいやんけ!
乗客のお前らもこっち見るな!違うねん!
誰か俺の話、聞いてくれー!

こうして1時間に及ぶ座席パズルは完成し離陸する当機。

残念ながら機体が上空に浮かんでしまった為、
みなさんがオチで期待してたジョークは浮かびませんでした。

98杯目「映画げんにしなさい!」

なんと【神戸100年映画祭】というプロジェクトがあってその短編映画になんと松原出演オファー!

もちろんその瞬間に許諾!
普段日常の会話の中でもすぐにコントを取り入れ演技に磨きをかけていた結果がここで表現出来ると鼻息は風速20km状態。
しかし!連絡を貰った時はバーテンダーの役だったのだが撮影一週間前に貰った台本は「主人公のお父さん役」
えええ!今月、BARに通いまくったのなんやった~んっ(汗)
ロケ地も神戸ロケでは無く京都ロケ…。
しかも京都でもかなり田舎の方で神戸から3、4回の乗り換えを経て、2時間コースの道のり。
それでも当日早起きして向うが、早く出発し過ぎて集合時間より大幅に巻いて到着。
嬉しがってると思われるのが嫌なので連絡せずに待っていると撮影時間になっても連絡が来ない…。
不思議に思い、こちらから電話してみると
「すみません!撮影が押して30分お待ちください…」
っておい!はよ言えよぉぉぉぉぉぉぉ!喫茶店とか入ってればよかったやん…
訳わからん無人駅で寝不足の松原は睡魔と綱引きするかの様にトータル1時間待ち。
ようやく到着した撮影班と向かった撮影場所はどこにでもある公園。

オイ!待てコラァァァァァァァァァァアァ!
なんで京都やねん!!!!!
全然こんな公園どこでもあるやん。どーいう事!?

…とも突っ込む訳に行かず、早速着替える事に。

「控室用意してますので!」
そういって映画の制作班に連れて行かれたのはこの公園から5分ぐらい離れたボロマンションで、
完全にスタッフの誰かの家やん、絶対。
しかも6階で全部階段のみ。それやったら公園の便所で着替えたわ!
バリ疲れたし、またこの道のり使って公園戻る気、失せるわ!
苛立ちを“隠し味で使ったスパイス”の様に奥に引っ込めてロケ地へ戻る。
もう戻りたくないので着替えは、もちろん持参。

しかし本格的なカメラやスタッフの数の多さ、丁寧な対応に
「あれ?俺、タレント扱い?」
簡単にテンションは上昇!

切り替えて名演技を!という事で場面は主人公の子供時代の回想シーン。

「この子が主人公役になります。」と紹介された3~4歳ぐらいの子供。
懐かせて撮影をスムーズにしなければいけない!
普段所持している笑顔以外の笑顔もひっぱり出して子供に微笑み喋りかけるが、
尋常じゃない嫌がり方で松原を拒絶。

やばい!そう思って抱きかかえると泣き出す始末…。

ここで松原に懐くまで撮影は止まり、松原は様々なお菓子やオモチャを与えられて子供とスキンシップ。
ふと我に返る。

ナニコレ?

京都の知らん公園で嫌がる子供とナニコレ?…

しかし時間も無いので一向に懐かない子供と無理やり撮影。
子供の素直さが全てのフィルターを払い除け、嫌がる顏を包み隠さずカメラへ吸い込ませる。
そしていよいよ松原撮影の最大の山場・死ぬシーン。
心臓病の松原は公園で倒れて苦しみながら死んでしまう。
演技はバッチリやったけど、なんで前日の雨やねん!顏も服も汚れまくったわ!

んですぐ着替えようと思ったら、

 

なんで服、あの6階の部屋へ戻してんねん!ゴラァ!

とも言えずまたあの道のりを経て、着替えて神戸に。
移動と待ち時間はおよそ5時間ほど。
撮影は30分足らず…

ま、良い経験だったので気を取り直し待つこと数週間。

遂に上映の日がやってくる。
松原の息子君もパパが映画に出る!という事で一緒に上映会へ。
期待を胸に上映された映画では子供との絡みはほぼカット。
死んでるシーンが20秒ほどのみ。チキショー!
松原の純粋を弄びやがって!もうえいがげんにしなさい!

…なんて苦しい映画ダジャレしかオチも浮かばず…
オチを楽しみにしてたお怒りの皆さんスミマセン!
映画で練習したので松原いつでもシネマす!

【*オチで使うか悩んだダジャレ次点】
えいがげんにしなさい!! ノシ
どうもあーっざしたー!

97杯目「押しの強い男」

今回は友人のモテない男30歳の悲しい話をするよ。
10代前半の果敢な青春時代にバスタードという少年誌なのに女体登場頻度エロ本クラスのけしからんけど最高の漫画を寝そべりながら読んでいた彼。

その時!

初めて感じた湧き出る熱い思い。
当然ながら健全な男性であれば体の一部がホットホットな訳で、悶々とした気持ちが体内から溢れ落ちる。
この溢れ出す性欲というリビドーを制圧する事を彼は本能的に察し、
うつ伏せで寝そべっていた状態のまま不覚にも畳に彼のシンボルをこすりつけた。

時刻は夕方。
夕日を浴びて町がオレンジ色に染まった頃、彼の頬も赤く染まりながら生まれて初めての絶頂オーガニズムに辿り着いたのだ。

「な、なんて気持ちいいんだ!」

まるで自分の体が空へ上がり、破裂し、光り、点滅の尾を引き、落下し、空に溶けて消えるような感覚。
それから彼はこの絶頂を狂った猿の様に追い求める事となり、
寝ても覚めてもうつ伏せで下半身を床にこすり付け続けた。

これが自慰行為という名称がある事も知らずに床が変色しても、気にせずこすり続けた。

そして10代という果敢な青春の時間を全て床に愛情を注ぐことになった。

旧約聖書にも登場するこの自慰行為は心理学の見地からでも
“自らの手を汚しながら人間が人間である事を確認する行為である。“
と言われ自我の形成に重要な役割を果たしているらしい。
なので決して恥じるべき行為ではないのだが、
この行為を自らのみが手に入れた神のみぞ知る快楽と勝手に思い込んでしまい思春期も友人と自慰行為について語り合う事も無く、
バレたくない思いで心を閉ざして俗世との関係をなるべくして遮断し続け、
遂に30歳まで「床にこすりつける」スタイルで性処理を行ってしまっていたのだ。

ノーマルスタイルを知らないそんな彼がついに先日奇跡的に彼女が出来たのだ!
神から与えられた男の存在意義が遂に活かせられるのだ!!
これは松原も喜び祝った。

しかし!神はやはり彼を見捨てた。。

ある日、「もう我慢できない!あんたおかしいから!もう別れる!」

そう叫んで飛び出した彼女。完全に彼に原因がある事は間違いない。
しかし無二無臭な性格の彼。

なぜ別れたのか松原は彼に事細かく聞き出した。
すると!嗚呼…事態は壮絶。悲しきかな人間のサガ。
理由は冒頭で話した彼の自慰行為にあったのだ。
日々蓄積される経験に反応する順応性が凶と出た彼はオーガニズムを圧迫でしか得る事が出来なくなっていたのだ。
要するにピストン運動では無く、圧迫なのだ!
何かに押さえつけて締め付けられないと感じる事が出来ない体になってしまっていたのだ。

なので世間が認知する性行為とは完全に一風変わってしまう。
そう!押すのみである!引きが無いのだ!オスだけに押すだけなのだ。

要するに挿入したら最後そこからは押し続けるのみ!
なので彼の性行為のエンディングは部屋の隅っこに彼女を追いやり壁に押し続けてフィニッシュ…
衝撃の事態。

最初の方は「おかしいな…」と思っていた彼女も毎回壁に押し付けられ、
背中にはアザも出来、いよいよ我慢の限界に達し、彼に言い放つ!

「もう我慢できない!前々から言おうと思ったけどあんたのSEXおかしいからっ!」

引く事をしなかった彼は遂に彼女が引くぐらい押し続けたのだ。
以後彼は押しに強い女性を探している。

96杯目「空き巣は家族の絆さえも…」

ドモホルンリクルの丹精込めて一滴、一滴をじっと見届けている奴の給料が気になって仕方ない松原の傑作コラムの時間ですよ。

ホント世の中には色んな仕事がありますね。
そんな仕事の話で、ふと思い出したのは同級生の関(仮名)。
放課後一緒に下校し、彼の家に遊びに行った話なのだが、彼の家に着くと何か異変に気付く。

なんと!窓ガラスが割られているのだ。

えええ!?驚いた関(仮名)は玄関の鍵を開けて家の中に駆け込む。
こ、これは…。

敏感な松原の鼻先を事件の匂いがなでる。
そうなのだ。
なんと空き巣に入られていたのだ!

人生初めての空き巣。
頭では警察に電話をしなければと分かっているが中々体が動き出さない。
時間にしたら数秒なのだろうが長い時間2人で立ちすくんていた様な気がする。
とにかく震える手で受話器を持つ関(仮名)は、「1・1・0」とお経を唱えるように発しながらダイヤルを回す。
ほどなくして駆けつけてきたのは警官2人と婦警1人。
普段街ですれ違っているはずの警察官なのに、なぜか新鮮に見えて躍動する。
早速警官は慣れた作業の様に部屋を見渡し、「何か無くなっているものは解る?」say。
関(仮名)もテンパってしまっているので、まだそこまで気が回っていない。
それに察した婦警は優しく彼の元に近づき、一緒に確認しようと告げる。荒らされたリビング。
タンスも理想的な荒され方をしている。無くなっているものを確認していく婦警と関(仮名)。
その間に警官は両親や各所に連絡をしていっているようだ。
松原もご両親が帰ってくるまで一緒に居てあげて欲しいとの事。
松原が居る事で少しでも関(仮名)の気が休まるならと思い一緒に部屋を見て回る。

そして関(仮名)の部屋に到着。

するとクローゼットの中のものが全て放り出されていた。
それを見た瞬間!関が慌てて走り出した。
その方向に、なんと!!

大量のエロビデオとエロ本、そして自慰行為に使うローション付き某ホールが転がっているでは無いかっ!?

さっきまで傷心していた関(仮名)は別人の様に気炎をあげている。

「うぉぉぉ!!」

思わず声が出ている事さえ気が付いていないようだ。
必至にその卑猥なブツを隠そうとした瞬間!
婦警が叫ぶ!
「触らないで!現場はそのままにしてて!」

いくら職務だとしても彼女には人の心が無いのか?
これはとんでも無い事である。
ご両親も帰ってきて、追加でまた数人の警官も参戦。
関(仮名)の部屋を全員でエロビデの表紙のAV壌と目が合いながら残酷な現場検証。
こんな羞恥プレイは聞いた事が無い。
関(仮名)の目はもうバタフライで泳いでいる。
人が簡単に自殺出来るのなら関(仮名)はきっともう楽になっているだろう。
婦警も警官も何も言う事なく関(仮名)の部屋を調べている。
いっその事、「お前、エッチだな~!」とイジってもらえたらどんなに楽だろう。

そして全ての部屋を調べ終えた警官は帰り際に
「たぶん犯人は捕まらないと思います。」say。
とんでもない仕事をした警官。
犯人を捕まえないんじゃドモホルンリクルの丹精込めて一滴、一滴をじっと見届けている奴と変わらないじゃないか…。
完全に二次災害の関(仮名)。
それ以来、関家は空き巣対策で戸締りを厳重に行う様になった。
と同時にトラウマが出来た関(仮名)も両親の前で笑う事を忘れ、
彼の心の扉も硬く閉ざされてしまったのだった…。

95杯目「顔を潰された彼女」

松原家の目の前が小学校なんだけど、そこの道路の看板に
「あぶない子供に注意」
って書いてあったよ。

どんな子供が通っているのか父兄として心配が隠せない松原の痛快コラムが始まりました。
ど~うも。

って事で先日久しぶりに韓国出張があって、思い出したんですが昔、
お恥ずかしながら韓国人の女性とお付き合いさせてもらったことがございます。
とてもお金持ちの同級生で日本に留学で来た大学生。
神戸で1人で一軒家に住み、乗ってる車はベンツ。
生まれてから電車に乗った事が無い程の上流階級で、しかも超破天荒キャラで周囲をいつも驚かせます。
一度、両親を紹介したいと連れて行かれたのはホテルオークラのスイートルーム。
全く日本語が喋れないので通訳してもらって会話。
それでも何か気に入られてカラオケに行くことになる。
日本人松原1人vs韓国親子3人の密室カラオケルーム。
彼らは何の遠慮も無く韓国語ソングのオンパレード。
歌詞も何も分からず苦痛の2時間はもちろんハイテンションで手拍子。
バイトなら時給2000円は欲しいクラス。
翌日はゴルフに連れて行かれ、全くゴルフ経験の無い松原は迷惑をかけ続ける。
すると、いきなりどこかに電話をしだし、30分ほど経つとゴルフ教室の先生がやってきて
親子がコースを回っている間、松原は超VIPなマンツーマンゴルフレッスン。
松原には思いつかない様なお金持ちの発想で、
まるで高低差ありすぎて耳がキーンってなるクラスの金銭感覚の違い。

そんなとある日、その彼女がうちの事務所に遊びに来た。
そして一瞬のうちに距離を縮めて女性スタッフ数人ともう仲良しに。
松原は仕事をしながら彼女たちの話に聞き耳を立てていると、整形の話になっていった。
彼女は韓国に帰るたびにどこか整形をして帰るのだが、そんな事は女性スタッフたちはまだ知らない。
その事を説明しようかと思った瞬間にうちの女性スタッフに向かって彼女は

「っていうか、貴方たち整形しなさいよ~」say。

いやいやいや!あかん!あかん!
良かれと思ってるんやろうけど絶対それ失礼な意味になるやん!

スタッフ達も驚きを隠しきれないまま
「いや、お金かかるし…」と答えると、
先ほどより勢いよく
「ダメだよ!絶対整形すべき!だって可愛くなるんだよ。整形しないなんて考えられない!絶対した方がいいよ!」

って待て待て待て待てぇ~!!
そこまで強く言うと完全にうちのスタッフに“貴方はブサいくだよ!”って言ってるのと同じやで!

さすがにムっときてるスタッフ達にまだ追い込みをかける彼女。

「可愛い方がいいでしょ?ブサいくは罪だよ!∞」
あああ…言うてもた…。
もうここまで来ると整形するしか生きていく価値が無いと錯覚する程である。
ひたすら整形を進めている話の途中でいきなり時計を見て、
「あ!もう行かないと!じゃー帰るね。」
そう言葉を置いて、出口に向かう。

会話とは相手がいないと成立しないという概念を超越した勢いだ。
そしてそのまま帰り際にみんなに向かって
「じゃーねーバイバイ!かわいこちゃん達~またね~」
ってゴラァァァァ!完全にバカにしてるやぁぁぁん!!!!!

この後の事務所の空気どうすんねーん!!
女性スタッフ達が怒ってもたら俺が整形せなあかんやんけ!

…だってあんな失礼な奴、連れて来やがってってなったら俺の面目丸潰れや~ん!!!!

94杯目「松原 翔生伝説」

先日、自宅で1人で留守番している息子が心配で職場から名前を言わずに他人のフリをして電話してみた。

「もしもし、ボクちゃんひとり??お父さんいる?」
息子「う~ん…今は、いらない!」

はーい!今日もアイデンティティークライシスト!
シングルファザー松原の愉快なコラムが始まりました!

っていう事でこのコラムにもちょくちょくと登場する息子君もすくすく育って、もう小学4年生。
大きくなった彼を見て感慨深い思いと、
これ以上大きくなるな!的な矛盾を感じながら日々を送っておりますが
今日はそんな息子君のオモシロエピソードをショートネタでお送りさせて頂きたいと思います★

■【大人の美容室で…】
つい最近、松原の行きつけの美容院に連れて行った際、
「ここで髪切りたい!」と豪語しだした。
いつも家の近くの散髪屋で1000円で髪を切っているのでこの美容院だと2000円かかってしまう。
なんとか諦めさせる為に「ここは大人の散髪屋やから怖いねんで!なにされるかわかれへんで!」
と嘘を付いたが彼は諦めない。
しょうがないので髪を切る事にする。
でも少し怯えている息子君に美容師さんが質問する。
「前髪はどうする?切る?」
「あ、うん。切る」息子say。

続いて美容師の「耳はどうする?」
に対して息子君は驚きながら

「耳は切らないでください!」

■【七夕笹流しのイベント】
毎日息子君が通ってる児童館で七夕笹流しイベントがあった。
父兄は参加しないこのイベントだが何故か夜、児童館から電話があって
「ご自宅ではお子様の様子はどうですか?」と聞かれた。
何の事か解らず、変わりないと答えた数日後に息子君を児童館に迎えに行くと
沢山の短冊が飾られていた。
松原の息子君の願いごとが気になりチェックすると
「自由になりたい…」と書いていた。
自由って一体なんだーい?(C)尾崎 豊

■【風呂場で】
1人でお風呂に入れるようになった息子くん。
とある日、リビングでTVを見てると風呂場から息子君の叫び声が聞こえた!
「パパ!!助けて!!どっかから鼻血が出た!」
どっかがどこなのか怖すぎて助けにいけませんでした。

■【エサ】
有馬温泉に行った時、鯉が沢山居る池があってそこで
「鯉のエサ 10円」って張り紙があった。
息子君が鯉にエサをあげたい!
と訴えるので10円を渡すとそのまま10円を池に投げ捨てた…

■【生まれた街】
息子君がTVでウルトラマンと怪獣が東京タワーの近くで戦っているのを見て
「僕、神戸に生まれてよかった!」と独り言を言っていた。
神戸で良かったね♪

■【年齢詐称】
遊園地で4才になったばかりの息子君が観覧車に乗りたいと訴える。
入口の料金表を見ると「3才以下無料」と記載。
切符売場で「この子3才なんで、僕の分だけ大人1枚ください。」と言ったら、
息子が「パパ!僕4才だよ!こないだ誕生会やったでしょ!」と言ってきた。
切符売場の人に白い目で見られたので、
「何言ってんねん!!3才の誕生会をやったやん!」
とムキになって言ったら、
「僕は4才だよーっ!」と息子が泣きだしてしまったので、
観覧車には乗らず、逃げるようにその場を立ち去った。
子供心より金とプライドを優先した松原は深く反省し、
息子君にしっかりとこの事を説明して、理解してもらい、
次に向かったメリーゴーランドではようやく無料で乗る事が出来ましたよ。

93杯目「神への冒涜」

先日、あるバンドのDVD特典映像の企画ロケに行ってきました。
この企画とは京都の銀閣寺と金閣寺を回るというツアー。
CDの購入者から応募を募り当選した5人&バンドメンバーと回る京都小旅行。
普通に回るだけでは面白くないという事で修学旅行という安直な設定で挑む不安要素いっぱいの収録。
カメラ数台も同行して、ちょっとTVロケ気分。
もちろん松原は引率先生のキャラに扮し、厳しく5人の生徒の安全かつ思い出の1ページ作りの為に励む。
しかし当然ここには修学旅行の醍醐味と言っても過言では無いキャラクターが不足している。
そう!バスガイドである。本物のバスガイド?

ばか!

そんなのは期待してるけど期待してない!
もちろんここは松原の強い要望でとあるライブハウスの店長Y氏(36歳)に女装して頂きバスガイドを演じて頂く事になる。
松原は新任教師ばりに張切って当日の朝早く京都のドンキホーテに到着。
バスガイドのコスプレ衣装を1mmの照れも無く購入。
Y氏に素早く着替えさせる。もうこれで90%は成功に達した。

と思った瞬間!メンバーの1人が諸事情により同行出来ないと入電…。

設定ではメンバー全員と謳っている。

当選者からのクレームがあるかもしれない。

悩んだ松原はドンキに売っているウーパールーパーを購入し、魔法にかけられた設定を作り出す!
これで誰も文句はあるまい。
もし自分の進む道に壁が現れたのなら、それは登る為のもの。
その登った壁の上から見える景色は辿った道もこれから進むべき道も一望出来る。

それを知っている松原だからこそ諦めなかった結果と言えるかもしれない。

そしていよいよ集合時間。
京都駅の人混みの中、改札口で大きな看板を持って可愛い生徒を待つ松原とバスガイド(男)は観光地である京都だからこそ目立つこと無く設定に打ち込める。
そして生徒を乗せて早速銀閣寺に。
ここからが勝負。
普通に回っても面白くないのでバスガイドのおしりを触ってセクハラ教師コントは当然の事として行う。
リアル修学旅行学生の前でも卑猥なコントを見せつける。
もうここまでくると本物の先生に怒られたい欲求が体を充満する。。
その気持ちを神様が察したのか突然勢いよく呼び止められる。

振り向くと警備員。

「撮影許可は申請してるのか?」警備員say。
「いや、これはプライベートの撮影なので…」
「TVなどで放映する場合は許可がいるから止めるように。」警備員say。
さすが銀閣寺。

「しっかりしてるぜ」と感心しながら無事回り終わる。
そして遂にやってきました!国宝・金閣寺。

平日の昼間を忘れさせるほどの観光客。
松原は入口の前で修学旅行コントを敢行。
観光客にも笑いを誘う。
ウケた所で調子に乗って意気揚々と金閣寺に入ろうとした瞬間!

「待て!」

警備員と金閣寺の人が続々と現れる。
そして手を引かれて奥の何か変な部屋へと連れていかれる…
まじ?なにごと?部屋の中に入ると超エラいさん風の住職っぽい人が凄い形相で松原とバスガイドを睨み付け気炎を揚げる。

「お前たちは何をしにきた?」開口一番感じ悪い。
「いや、修学旅行の設定で観光にしきたんですが…」
「設定??お前たちはここをどこなのか知ってるのか?世界遺産を理解してるのか?」
ここから説教が延々と続く…。
もう限界の松原は噛みついてしまう。

「もちろんこっちが悪いのかもしれないけどそんな怖い言い方せんでもいいじゃないですか!ボクたちの何がいけないんですか」
「その恰好が駄目だ!」
ここでお寺の鐘か試合のゴングの様に鳴り響き、松原と住職の攻防戦が炸裂!
「じゃー、このバスガイドがあかんのすか?」
「そうだ!!」
「え?バスガイドいっぱい中にいるじゃないですか!」
「違う!そいつは男だろ!なんだ、そのスカートは!」
「そんな趣味の人が居てもいいんじゃないですか!」
「女装がいかんのだ!」
「だから女装の何があかんのすか!差別だ!」

生涯で女装をここまで援護する事はもう無いであろう。
だからこそこの貴重な経験を全力で挑まなければいけない。
すると住職の必殺攻撃が襲ってくる。

「これは神への冒涜だ!絶対にこのままじゃ中に入れささん!」

ぼ、ぼうとく???!
「じゃー女装があかんのやったらこのカツラを脱げばいいんですか?脱いだら入っていいんですか?」

敵の揚足取りは勝利への定石。

すると

「そうだ!カツラを脱げ!」

ってえええ!?
カツラがあかんかったん?

すぐにカツラを脱ぐと、Y氏はなんと坊主(ハゲ)。カツラを取ったY氏は男丸出しの坊主で服はバスガイド姿。
完全に余計おかしくなっている。
横にいた巫女さんも笑みを零す滑稽な状態。
しかし住職ももう論点がズレてきているので「これなら入っていい。」と回答。
まさかのハゲが女装した格好で金閣寺を回る事になる。
周囲は先ほどより強く視線を浴びせてくる。
もう何の集まりなのかわからない状態に…。
こっちの方が神への冒涜では無いのか?
そして、このハゲのバスガイド姿を笑う観光者はへの冒涜では無いのか?
このバスガイドに髪のご加護を!

(*この映像はこちらのDVDに収録されています。)

92杯目「歌詞作りの極秘」

先日命がけのイベントが終わって夜空を見上げながら涙ぐんでたら職質されちゃったよ。 はい!松原デス。

って事で日常の生活に戻り毎日ライブハウスにいる訳ですが、 ここまで毎日ライブを見ているとライブというものが常識になっている訳です。 これはしょうがない事なんですが、やっぱ常識をブチ壊したくてこの仕事してる訳で何だか刺激鈍感になってる気がします。

で、いつも思うのがライブ中のMC!

「最後まで楽しんで帰って下さい!」

とかもう5万回ほど聞いている訳で、見た事あるMCや聞いたことあるMCはもうゲップが出ちゃう訳です。

歌詞もそう。

やっぱ定番の歌詞ってのがあって、みんなが一度でも聞いた事のある歌詞とかってあるでしょ? 実際日本の歌詞って「翼広げ過ぎ」だし「君の名を呼び過ぎ」だし 「光が射す方へ行き過ぎ」「もう一人じゃなさすぎ」「あの頃僕達は不器用過ぎ」 「瞳閉じ過ぎ」「見えないもの見過ぎ」「何かが変わるような気がし過ぎ」「君の名前を呼び過ぎ」 「涙の数だけ強くなり過ぎ」「追いかけても掴めない物あり過ぎ」「繋いだ手離さな過ぎ」「季節巡り過ぎ」ですよね?

もう挙げだしたら切りが無い訳で誰しもが聞いた事あるようなフレーズですね。

という事で忙しい松原はアーティストのみなさんの為に実際この上記で挙げた様な歌詞が 一体何曲ぐらいで使われているのか12万曲の歌詞が登録されている歌詞サイトの「歌詞全文検索」に “ありがちなフレーズ”を入れて実際にどれくらいヒットするのかを実験してみましょう。

とりあえず一番多いと思う 「会いた(い・かった等)」を検索!

なんと5921曲!!凄い! これは20曲に1曲の割合です。 どんだけみんな会いたいねん! 何で会いに行かんの?

じゃー念のため「会おう」で検索すると472曲!

シャイすぎるわ!もっと誘えよ!

じゃー結果を出した「会った」を検索すると3038曲!

おめでとう!! なんや日本人も積極的な奴おるんや! コレは楽しくなってきた!なので松原はドンドン検索をしてみる。

続いて「光が射す方へ」を検索!驚きの7曲。 これは意外。日本の歌詞にはなかなか光は射して来ないようである。 音楽不況がこの要因を担っているのか?

ちなみに「松原」→31曲なので光が射すより松原の方が多いようです。(喜)

続いて「ひとりじゃない」を検索!

680曲が該当!これは中々の数字である。 この世の中でひとりじゃなくなった人が沢山いるという事である。 最愛の人や親友を見つけ1人じゃなくなったのだ。

ちなみに国民性調査で有名な日本統計数学研究所のリサーチの中で 「あなたにとって一番大切なもの」は“家族”が46%と最も多く、その割合も過去最高となっている。

この日本が直面している少子化問題に明るい光が射していきそうであるが 歌詞の中では「家族」931曲なのでやはり音楽の世界はまだこれからの様である。

「翼(を)広げ」→ジャスト450曲

翼を持ってないくせにめちゃ広げたがりますね。

「空の下」→217曲

しかし「空の上 (中)」だと298曲なので空の下にいるという感覚よりやはり翼を広げて空を飛ぼうとしている奴が多いようですね。 危ないね。

「明日に向か(向かって、向かいたい等)」→208曲

暗いニュースが多い中、前向きな人も けっこういるみたい。 という事はもしかしてと思い「嫌われたかも」を検索!まさかの1曲 。

前向きすぎるわ!もっと不安になれ!バカ! 自分に限って大丈夫って思いすぎ。 これは深刻な問題です。 これが最も交通事故を引き起こす要因である。 もっと歌詞に「嫌われたかも」を起用していき事故を撲滅させていきたいですね。 今こそ音楽の力の凄さを証明するチャンスですよ! さて、そろそろデカい数字を当てたいので単語で検索。

「恋」→28751曲 「愛」→47866曲 「LOVE」→13999曲 「夢」→48670曲

このあたりは定番なので凄い数です。 しかし驚いたのは

「眠れぬ夜or眠れない夜」→1099曲。

日本人は不眠症多すぎ! ってかこの検索楽しすぎてこっちが眠れないわ! ホンマにオモシロい結果が多数発覚。 そしてこの歌詞サイトを使って簡単に日本人の国民性が解ってしまうのだ。 ユーザが知りたい歌詞を掲載しただけなのにこんな使い方があるとは驚きである。 是非国民性を調査している日本統計数学研究所も活用頂きたいですね。 そしてよく聞く歌詞の逆の歌詞こそが我々エンターテイナーの追及する非日常なのでは無いでしょうか? 「眠れぬ夜」が多いなら「起きぬ朝」で検索するとやはり0曲! よっしゃーー!勝った! 是非本コラムを読まれているバンドマンのみなさんもこの様にして斬新な歌詞を書いていってもらいたいですね!

(全員無視)→0曲!!!

91杯目「犯人は誰?」

  コンビニでお弁当を温めてもらっている間はもちろん後ろに並んでいる人に
『あそこで温めてる弁当俺のなんすよww』
って自慢するぐらい温もりが大好きな松原のコラムが春の足音と共に今月もやって参りました!(ネットより抜粋)

っつーことで最近やたら日帰り東京出張が頻発している先日の出来事。
ほぼ最終に近い便で新神戸に到着。
睡眠不足が手伝って新幹線の中は爆睡。
完全に寝ぼけたまま新神戸駅に降り立ち、頭がボーっとする中でフラフラ歩きながら改札に向かう。

一番最後に新幹線を出て、しかもゆっくり歩いているのでホームには人がほとんどいない。
しかし男性3人組が松原と同じぐらい、いや、もっとゆっくりのペースで寄り添って歩いている。

「気持ち悪いな…」

と思いつつ、まだ頭が働いていない松原はその3人組の後ろを歩く。

するとその3人組の1人が松原に気付き、また歩を緩める…。
「ん?」
何故かムっとした気持ちになり、そこからはどっちがゆっくり歩くか勝負が始まってしまう。
長いホームでの緊迫した勝負。互いに意識しているがしていないフリでゆっくり歩くハイレベルな試合。

だが、すぐにどっちでもよくなり、松原がその3人組を改札の直前で追い抜く事になる。

この戦いなどまったく気にした素振りを見せない見慣れた新神戸駅。
行きの新神戸と違うのは改札の横の喫茶店の灯りが消え、「close」の看板がぶら下がってるぐらいである。。
そしていつも通り、改札をくぐろうとした瞬間!

目の前に所狭しとカメラを持った報道陣が改札の前に立ちはだかっているでは無いか!

まるでゴール近くのフリーキックに備える相手チームの選手の様に。
「こ、これは何事だっ!?!?」
そんな疑問の前に寝ぼけたままの松原は今日の一日の行動に何か非社会的な行動が無かったか振り返ってしまう。
が、今日に関しては新聞に載る様な非社会的行動は取っていない!
もしくは「自分は売れてしまったのか?」なんて事も一瞬だけ考えてしまうナルシストさにセルフドン引き。
しかし記者は松原が改札をくぐるとほぼ同時にグッと歩を進める。
「や、やっぱり俺なのか?」
少し狼狽えながら、でも「俺の訳がない!」
確証の無い自信が松原の背中を押す。

そして記者の前まで来ると明らかに手前の松原では無く、
その奥の何かをパシャパシャと撮影しだす。

「え!?」
後ろに何が!?

…ドキドキしながら振り返ると!
さっきの3人組を報道陣が猛烈に激写しているでは無いか!?

えええ!?さっきの奴、誰なーん??

ゆっくり歩く競技の有名なやつぅ?
とにかくこの混乱を落ち着かせるために3人組を初めて正面から確認する。
3人共おっさんで険しい表情。真ん中の奴の手には手錠。
至って普通の3人。何が珍しくて写真を撮っ… て、

手錠!?!?!?!

え?うわっ!やっぱ手錠やんっ!?

って事は何かの犯人を護送している私服警官??
初めて見る光景に戸惑っていると手錠をかけられた男が両サイドのおっさんに連れられて改札をゆっくりと通り抜けてくる。
自分の半径2m以内で体験した光景の中でも最上級に刺激的な光景である。
刺激的すぎて松原はその記者の輪の中に入ってiPhoneで撮影に参加。
自分でも説明出来ないが撮れるだけ撮らなければと焦り、シャッターを連打。
さっきまで謎の勝負をしていた3人組を追いかける。
そして遂に3人組が構内から外へ出てしまう。これでもう撮影が終わるのか…、

そう諦めかけた瞬間、私服警官が護送用の車の場所が分からなかったみたいでまた構内に戻ってきたのだ!
そして可愛そうにこの犯人は新神戸駅をぐるぐると回遊し、
まるでファッションショーの様に我々に絶好のアングルを選ばせてくれる。
松原は記者に負けじと撮り続ける。
というか記者達も絶対もう充分のはずなのにまだ撮影を続ける。
だって一向に護送されない犯人を置いて帰るのは犯人に失礼である。
これは護送されるまで撮り続けるのがマナーであり、自分との勝負である。カ
メラを持った全員がそう考えているに違いない。10分ほど撮影しただろうか。
ようやく護送車がやってきて連れられていく犯人。遂
に勝負に勝った!言葉に出来ない充実感が新神戸に広がる。

そしてようやく会社に戻り、どんな犯人なのかすぐにネットで検索。
しかし何もヒットしない。翌日も朝からTVや新聞をチェックしても全く出て来ない。
彼は一体何で捕まったのだろうか?結局、今もあの犯人がなんだったか分からないまま。
もしかして報道陣はこの情報を温めている最中なのだろうか?
だとしたら、温もりが大好きなくせに温めきれず、すぐにコラムに書いてしまった松原は負けてしまった事になる。
っていうか松原の負けでいいからホンマ、教えてください。
あいつ誰やったん?

 

90杯目「高校時代」

先日深夜友達2人と呑んだ帰りにファミレスに行ったんだけど混んでたから名前書いてもらって待ってた。
暫くして「三名様でお待ちの・・・フ、フリーザ様??」
って呼ばれて小声で
「こういうの書く奴必ずいるよな」って言ったら、
友達がいきなり「さぁ!行きますよ!ザーボンさん、ドドリアさん!!」って立ち上がったよ。は~い。春の足音と一緒にやってきました松原大人気コラムももう90話目。
もうさすがに昔の面白い話も下ネタ系と警察沙汰系のコラムに書けない話しか残ってないYO!
って事で本日は90話目を記念して学生時代にコラムにしては短いショートネタ特集だよ。
それではハリキッテ行きますよ!ザーボンさん!

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【引っ越ししたい】
高校3年生にもなると友達と休みの日にお酒を買って部屋のみが流行りだした。
ワイン,日本酒など初めて挑戦するお酒に学生の友人と「え?お前、ワイン飲んだ事無いの?ダサー」みたいな会話でムキになる。

そんなある日、友人の家で明日、部屋呑みをする事が決まった金曜日の放課後。
帰り道に友達が「松原ってワカメ酒飲んだ事ある?」って聞かれ心臓が飛び出しそうになる。

(-_ー +)oOO(そ、そんな酒、飲んだ事無い。。)

もちろん見栄っ張りな松原は「もちろん!」と答えると友人は
「じゃー明日持って来てや!」と挑発。

腹立った松原は帰宅するなり近所の酒屋に出向き「ワカメ酒置いてますか?」
と元気よく尋ねるも酒屋の店員に「…置いてないんです。」と言われる。
足を伸ばしてスーパーで再度探してみてもドコにもない。
店員にも「置いてません」とキッパリ言われた。
他にもいくつかまわってみたけど結果は同じ。
最寄のコンビニにも行き女性店員に尋ねると「うちでは扱ってません!」と半ギレで応対される。
しょうがないので翌日、ワカメ酒なんて忘れてたのテンションで友人の自宅に行くと何も突っ込んでこない。

そしてそれから数ヶ月してアダルトビデオを見て真実を知った。
翌朝、真剣に両親に理由を告げず引っ越しを頼んだ。親はとても心配していた。
翌日、担任の先生に呼び出され「お前、学校でイジめられてないか?」と真剣に聞かれた。
両親が心配して学校に電話したのだろう。もうワケワカメ。
 
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【高校最後の買い食い】
松原が通っていた高校の最寄駅「西鈴蘭台駅」に1本100円の最高に美味しい焼き鳥屋があった。
店内で食べれる焼鳥屋なんだが学生の帰り道をターゲットにしてカウンターで1本単位で焼鳥を買える様になっている。
焼鳥好きの松原は、ほぼ毎日帰って立ち食いをしていた。
しかし人見知りの松原は一度も大将と会話はした事が無い。
そして3年間が経ち、卒業式の帰り道にこの焼鳥屋に寄った。
そして焼き鳥を1本頼み焼いてもらっている間にこの時間もこれで最後だと思うと感慨深くなり大将に初めて喋りかけた。
「ボク、今日で卒業なんです。」
すると大将は焼鳥を焼きながら
「…またいつでも食いに来いよ」と無愛想に答える。
それが本当に嬉しくて泣きそうになる。
大人になったら絶対に呑みに来ようと心に決める。
するとそんな松原の顔をチラ見してから
「高校最後の買い食いだ。もう1本食べれるな?」
大将say。
涙ぐむ松原は頑張って「はい!」と答える。
何気なく通ったこの焼鳥屋。一生の宝物だと思う。
涙を拭い、大将が差し出す焼鳥2本を受け取り、大将の手に100円を渡す。
しかし大将は100円を受け取った手を戻さない。
不思議に思い大将の顔を見ると松原にこう告げた。
「200円やで」
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【初めて原付免許を取った夜】
高校2年のすごく寒い夜だったのを覚えてる。
深夜2時ごろ初めて原付バイクの免許を取って嬉しくて一人でドライブをしてた。
暗い地元の街で唯一の明かりが灯すコンビニ。
前を通ると何故か無性に肉まんが食べたくなった。
店内に入り、店員に「肉まんください」と頼んだ。
店員は普通に「はい」と答える。
でも何かおかしい感じがした。
それは高校生の自分がこんな時間にコンビニにいる事への大人の階段を上った感覚だと思った。
なので気にせず店員に渡された肉まんを買って家路に戻った。
吐く息が白くなるのをそのときは何故だか楽しくってわざと「ハァ~っ」なんてやりながら家に戻った。
早速紙袋に入ったほかほかの肉まんを食べようと白くて丸いそのあったかい物体を取り出した。
大きな口をあけて頬張る
「パクッ!」・・!
あのときの何かおかしな感覚・・俺は正しかった。
なんと!!店員は肉まんと間違えてあんまんを入れていたのだ!
でも大人の階段を上った俺は店員を憎まん。