コラム「人生打ち上げかけつけ」

松原裕 コラム

2005年より13年間1ヶ月も休まずに連載を続けている太陽と虎代表 松原裕のマンスリーコラム。

人生とは打ち上げのように激しく乱れて華やかに散る。
ならばかけつけイッキで酔ったもの勝ち。

そんな日々起こる不可思議で愉快な体験を綴る太陽と虎マンスリーコラムスケジュール誌に連載中のかけつけコラムWEB版。

笑いをアテに何杯でもイッキしてください。

※本コラムは本人が「がん」を理由に2016年10月を持って休載しておりますが、「絶対休む機会を探していて「がん」になって「よっしゃ!これや!」と思ったに違いない。」「連載が始まって13年間140話以上書き続けてネタ切れになったんじゃないですかね?」関係者談。
「そ、そんなわけないやん!ネタが溢れて溺れそうやわ!ただ体調が…。」本人談。

という事で2016年10月より、体調が良い時にWEB版のみ更新する不定期連載になりましたので、テレビの裏面を掃除するぐらいの頻度でこのページも覗いてくださいね。

83杯目「この世はでっかい宝島」

先日TSUTAYAでビデオを借りようと並んでいたら前のおじさんがアドルトビデオを三本借りようとしていた。

店員「返却はいつになさいますか?」
おじさん「当日で」 
店員「はい、当日ですね… 当日!?と、当日ですか?」

マジで店員が一瞬“素”になっていたよ。
チュース!松原デス。
世の中にはホントに凄い人はいるもんですね。
このおじさんの表情は一点の曇りなく凛として佇んでいた。
もはや松原の中でTSUTAYAに光臨したヒーローに見えたのです。
やはりいつの時代にもヒーローというのは必要なものであって、こんな時代だからこそ自分の中のヒーローを追い求めて欲しいと思う訳です。

そんなヒーローで思い出した小学生の頃のお話を今日は少々。

このコラムに何度か出てきた事のあるO島君(本名を前回出して書いてたら本人から10年ぶりに苦情の電話がお店にかかってきたのでイニシャルで表記させていただきます。)の有名な話である。
やはり小学生の高学年ごろになってくるとどこの学校でもそうだと思うが運動神経のいい人間ももちろんだが、
男前よりもやっぱり男女問わずクラスのヒーローになるのは“無茶をする奴”だった。

所謂バンド業界用語で言う「パンチのある奴」である。

例えば給食でスイカが出ると、限界まで食う挑戦が始まり白い部分まで食ってた奴がヒーローとなるが、
その後に皮まで食った奴が登場!
前者は僅か数秒でヒーローの座を奪われる事になる 。

そんな風に誰が一番“パンチ”があるかの勝負が毎回給食の時間に行われていた。

そんなある日、給食に「ゆで卵」が出た。これはパンチを出しやすい回である。
カレーの日などは最悪だが、このゆで卵なら松原にもチャンスがある!
そんな名声欲が人一倍長けている松原は今日こそヒーローになろうと「殻ごと喰ってやる!」と言い放ち、
殻ごとバリバリと食してやった。

やはりクラスのみんなは栄光を讃える。

しかし、そんなことは他のクラスメートも楽々クリアーして次のステップに進んでしまったのだ!!
コレはヤバい!!何か一気呵成のマンモスパンチが必要だ…!
そしてひらめいたのは禁断の技である。

「俺は噛まないで飲み込むぜ!」と言って丸ごと飲み込んでやったのだ。

これは誰も真似出来まい!クラスの視線は松原に集中し、今日のヒーローもはや松原で間違いない!
そんな空気が教室を充満し始めたその瞬間!
ここで登場するのがO島君である!
彼も虎視眈々と狙っていたのであろう。

「俺も出来るで!」

そう口を開くと同時にゆで卵をそのまま丸呑みしたのだ。

先程の松原の栄光はまるで全盛期にはチヤホヤされていたビデオデッキの様に過去産物と風化し、
次の再生機を我先にと開発するメーカーの如くクラスの男子がゆで卵を見つめ研究する。
しかしゆで卵ではもはや限界がある。

誰もがそう気付き、今日のヒーローは不在で終わろうとしたその世紀末の瞬間!

O島君が黒板の前の机に用意されていたゆで卵に付けるアジシオの瓶を優勝カップの様に掲げ、

「俺なんて、このアジシオを一気しちゃうもんね!」

と叫び、内蓋を外し、アジシオを一気に飲み込んだのだ!
後日談だが「焼けるように喉が熱かった」とO島君が、松原だけに涙目で教えてくれた。

そんなO島くんは顔を真っ赤にしながらアジシオをほぼ飲み干し、
慌てて牛乳で流し込む苦しそうな姿と勇気にクラスメート全員はスタンディングで賛辞を送ったのだった。

そして今日のヒーローになれたO島くんの涙はダイヤモンドの様に教室の床に零れ落ちる。

そんなO島君の余韻に浸る5時間目の授業中。

隣りの席のO島君が様子がおかしい。
急に体が震えだしている。どうやら具合が悪るそうだ。

「大丈夫?保健室行く?」
そう問いかけると

「ヒーローが保健室に行くのはまずい」
と呟き、我慢をして椅子に座り続けるのであった。

しかし確実に顔色が悪い。
これは友人としてと助けなければ!

「先生、O島君が…」

席を立ち先生に訴えかけたその瞬間。

なんと!

隣りのO島君が机の上に吐き出したのだ!

「キャーーーーー!!!!!」

女子の悲鳴が廊下を反響してより深みを増してこだます。
「最悪や!!!」慌ててO島君をトイレに連れて行こうと肩を抱え、立たせた瞬間!

みんなの前で先程丸呑みしたばかりのゆで卵がネバネバとした胃液と共に丸ごとゴロンと飛び出してきたのだ!!

ほんと数秒前までのヒーローは一瞬にして地に落ち、それから卒業まで彼はヒーローとは無縁のまま、
あだ名が「ピッコロ大魔王」になったのであった。

82杯目「友情の西証し」

先日三宮の献血センターで献血をしに行った時の事。
パテーション越しの隣で1、2歳の子供を連れた若い夫婦が険悪な空気だった。
旦那が血を抜かれながら看護婦に確認してた。
「あいませんよね!血液型!」子供を抱いた若い奥さんはうつむきながら看護婦をにらんでたよ。

はーい。産婆さんで生まれたので未だに自分の血液型を知らない松原だよー(本当)

世の中には知らない方が幸せな事があるよね。
そんな松原は先日京都で行われた京都大作戦というフェスに参戦。
2DAYSだったので京都に一泊するか悩んだあげく、経費削減という事で神戸に帰る事に。
なんせリハーサルの時間から行ってたのでほぼ始発で神戸を発った松原は至極睡眠不足。
そして終電ギリギリまで打ち上げに参加して飛び乗った最終列車。
京都から神戸まで乗り換えなしの快適な時間。
睡眠不足とお酒が背中を押して一瞬で夢の世界にワープ。
気が付くと心地よい電車の揺れが激しくなってくる。
むしろちょっと痛い。

「あれ?これ揺らされてる?」

と、同時に目の前に広がる駅員さんの顔。

「ちょっとお客さん終点ですよ。」

この言葉は人生で試したどんな目覚まし時計より強力に松原を現実に誘う。

「ええええ?!?!どこですか!ここ!!」
「西明石駅、終点です。」

再び目の前が真っ暗になる。慌ててホームに飛び出て周囲を見渡すがやっぱり西明石駅である。
そして改札を通り、西明石という土地に始めて足をつける
。まず伝えたいのは西明石の方に失礼承知で一言!

“マジなんもない!”

真っ暗な世界が広がる。

そして西明石駅の電気が消えると同時に今から絶望だけが所持品でたったひとりの西明石大作戦、開幕… 
先程の夢の世界が嘘の様である。
今なら蜘蛛の糸の犍陀多の気持ちが解る気がする。
しかし落ち込んでいてもしょうがないのでまず考えるのはタクシーでの帰還!
しかし神戸まで値段を聞くと「9000円は行くね~」運転手say。

これだと京都の宿泊を諦めた事が悔しくてたまらないし、財布を覗くと5000円札が1枚しか入っていない。
もちろんビジネスホテルも考えたが結局同様の理由で諦める。
こうなったらなんとかして始発まで時間を凌ぐ事にシフトチェンジ。
周囲を散策するとコストパフォーマンスが最大の武器「鳥貴族」発見!
ここなら軽く食べても2000円も行かない!ここで朝まで凌いでやる!
勢いよく店内に入ると

「何名様ですか?」店員say。

「あ、1人」

「…あいにくラストオーダーが過ぎてまして…」

ええええ!?ほんとかよっ!?今人数聞いてきてたやん!!!

西明石は松原という新参者を受け入れてくれない。
しょうがないので隣の「魚民」に入るが店内は閑散。

「え…まじひとり?」

そんなエアーが席まで案内する店員から零れ落ちる。

「もう片付けが終わってますのでカウンターでお願いします。」そう言い放ち、
厨房から丸見えのカウンター席へ。

なかなかの気まずさが店内に敷き詰められ
「もう、この店の客はお前だけやで」と言わんばかり。
居た堪れなくなりビールと小鉢を食すと逃げるように魚民を出る。

入り口のネオンはあてつけの様に光を忘れている。
「魚民」のロゴが「難民」に見えてくるぐらい心がすさんでくる。
そしてまた夜空の下でひとりになる。

コンビニを発見したが立ち読み出来ないスタイルのローソンでは滞在出来ても15分。
菓子パンのカロリーと原材料全てをチェックし、また暗闇へ。
路頭に迷うが足は自然と出発点であった駅へ向かう。
もうまるで世界から必要とされていないような錯覚に陥り、欝発生寸前のその時!
駅の裏側の階段の下に死角となったスペースらしきものを発見する。

こ!ここで一晩過ごせる!松原はそのオアシスへ足を運ばせると… 
なんとそこには先着というかもはや住んでる?的な所謂ベッドオンザストリートピープル(和訳:浮浪者)が2名松原の登場に驚いた表情でこちらを向いていた。

しかし孤独で心が乾ききっていた松原は思わず喋り掛けてしまう。

「実は始発までの時間を凌げる場所を探していてまして…」

そんな怪しい奴を快く受け入れてくれる2人。
なんとダンボールまで分けてくれて一緒に眠ることになる。弾む会話。
さっきまでの孤独から開放され、「何故浮浪者になったかのHOW TOトーク」から「浮浪者として生きるQ&A」など明け方まで僕たち3人は語り明かす。

知らぬ土地で生まれる友情。
これこそが旅の醍醐味。

もうこのまま朝まで喋りたいが松原の疲労に気を使ってくれて眠る事に。
熟睡を経て、携帯のアラームが鳴り朝を迎える。世界がまるで生まれ変わった様に周囲を照らす太陽の光。
照らされた周囲にはさっきまで居た友人達の姿は無い。
残念だが、松原も時間が無く断腸の思いで別れを告げれないまま、電車に乗りまた京都へ向かう。
案の定また京都を乗り過ごし、滋賀を経由してようやく京都に着いたのは昼前。
小腹が空いた事に気がつきコンビニでおにぎりを買うためにレジへ。
財布を出してみるとお札が見当たらない。
しかし松原は財布をもう一度確認する事は無くATMへ向かう。

世の中には知らなくていい事、気付かなくていい事ばかり。

“きっと違う、勘違い”

あの一夜の友情は未だに美しく胸に刻まれたまま。頬を伝う涙こそが友情の証し。

81杯目「ひとりLONDON HEARTS」

先日、大阪での会食会を経て、そのまま最終夜行バスで東京に出張する予定だった。

が、会食会が盛り上がりなんとバスを逃してしまった…
もう始発の新幹線しか無く困り果てていると偶然、同業者の女性の友達と遭遇。
事情を説明すると

「じゃーうち泊まりなよ」say。

な、なんて優しいんだ!という事で遠慮なく始発の時間までお願いする。
女性の1人暮らしにしては十分すぎる広い部屋。
ソファーを借りて早速仮眠を取る事にする。
幸い会食会でのお酒が手伝ってすぐに夢の世界まで辿り着く。
睡眠不足続きのここ数日、ようやく眠れる安らぎの時間。

ふわふわといい気持ちの松原を正反対の世界に誘う出発ベルが突然鳴り響く。

“ドンドンド!!ドンドン!”

飛び起きる松原。
洗面所に居た友達も慌てて扉を開ける。

「え?なにごと?」

すると玄関の外から

「おい!○○!おるんやろ?開けてや!」

玄関をノックする音と共に男性の声が飛び込んでくる…

「やば!彼氏や!!」

小声で松原に説明してくれる彼女の顔は先程の見慣れた表情から深刻な表情に変わっている。

「うちの彼氏、ヤキモチ焼きやから説明しても信じてくれへんからヤバい!どうしよ…」
ってうぉおぉぉーい!!
ほんなら泊めるなよぉ!!
まじで言うてんの?この状況どうしたらええねん(怒)
しかしそんな口論と考える時間を積み上げている余裕は全く無い。

どんどん彼氏の口調は荒くなり、扉を叩く音が強くなる。

「ちょっと待ってー開けるわー」

これ以上エスカレートしない様に彼女が答える。

「早く開けろや!誰かおるんちゃんか?」

全身に電気が走る鋭利な言葉が部屋の中の2人を襲うと同時に松原はとっさに玄関から靴を取り、
鞄を抱え彼女がその隙に開けてくれたベランダへとトラベリング!
ひんやりとしたコンクリートの感触を足の裏から感じると同時にベランダの窓は静かにしまりカーテンが先程の安らぎの空間と現実を光と共に遮る。

「まじで…」

もう頭は真っ白。これは完全にリアルロンドンハーツ…。

本当にこんな事が自分の身に起こるとは…。

「想像できることは、全て現実なのだ。」
今ならパブロ・ピカソのこの言葉の意味が解る気がする。

そして松原がしなければならない事は限りなく存在を消し、体を細く縮め、壁に同化せねばならない。
携帯が鳴らない様にバイブ設定にし、
財布についたチェーンの音が鳴らないようにベランダにあったタオルに包んで足元置く。

用意は周到。

そうこうしていると男女の口論が耳に入る。

「じゃーなんで開けるのに時間かかってん!」
「洗面所におったからしゃーないやん!」
「じゃーなんでソファーがあったかいねん!」

きっと今、彼氏は松原が作った温もりについて彼女にキレているのだろう。
お陰で松原はソファーに全ての温もりを置いてきてしまい今は冷たいコンクリートの壁にどんどん体温を奪われている。

しかしこのままでは容易にベランダなど探されるに決まっている。
その時はもう言い訳は皆無。
一度隠れたなら確実に隠れきらないといけない。
それは親切で泊めてくれた彼女の為でもある。

そう思うと同時にベランダから見下ろす。

と、ここは2階。地上から約9mほどの高さである。

「うわ~、飛び降りれない事は無い微妙な高さや~ん…」

PCが入った鞄に加え、地面には植木が安全な着地を防御している。
怪我のリスクは確実である。
しかしビビっている暇など無い。

飛ぶか?飛ばないか?

高所恐怖症の松原は人生でコレほどまでに羽が欲しいと思った事は無い。
“金”など無意味。
今は“羽”が欲しい。
神様!全財産を払ってもいいのでどうか僕に羽をつけて“自由”をください。

そんな神頼みをしている間に彼らは仲直りをして普通に喋っているでは無いか!?

ホっと安心したその瞬間からもっと地味な地獄の3時間が始まる。
素足で冷たいコンクリの上で少しでも物音を立てる事が出来ないこの状況で3時間ほど、
とあるカップルの日常をカーテン越しに傍聴しなければならない…

そして讃えるのは彼女である。

「え?俺おる事、忘れてる?」
なぐらいのナチュラルトーク。

しかしその感服はものの数分で気持ちは消え、
2階なので大した夜景も無く、退屈な景色がますます孤独を感じるのに一役を買う。
この3時間は人生でもっとも退屈で、しかし気の抜くことが出来ない矛盾した時間。
この時の中で様々な事に懺悔し人として成長をしていく。

そして僅かに木漏れていた部屋の明かりさえも消える。

そうである。

“寝た”

のである。

うらぁぁ!!!寝るんかーイ!
ってか泊まるんかぁーーい!

おそらく彼らが起きるのは昼過ぎ。
ベランダの松原は一瞬で悟る。
「飛び降りるしかない」

ぐぉぉぉ!こ、怖い!怖い!いや、やっぱ怖い!神様ぁ!体が震える。
ぶるぶる。この振動にあわせて携帯も震える。

携帯を取り出すとなんと彼女からメールで
「いまコンビニに来てるから今のうちに出て!」

っしゃーーー!
good job!!

急いでベランダの窓を開け、ドキドキMAXで部屋から飛び出る。

見かねた神様がくれた“自由”。

嗚呼、俺は自由。もうどこへでも飛び立てる。
そして松原は手にした自由の羽を広げ、新大阪駅にタクシーで飛びだす。

そう。自由の代償…

あのベランダに財布を置いたまま。

80杯目「ショートネタ」

さぁ!今回のコラムは久しぶりの大好評ショートネタ特集でござる。
お暇つぶしにどうぞ~!!
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【母の肩叩き券】

学生時代、友人が自分の母親の財布から金パクろうと思って開けたら、
10年前の母の日にあげた肩たたき券が大事そうに入っていた。
彼は泣きながら2千円を抜き取った。

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【おかしくね?】
6+9=15とかは普通じゃん?5+10=15とか4+11=15とかそのまんまじゃん?
7+8=15って少なくね? おかしくね?
7って結構でかくね?8なんて更にでかいじゃん。
7でさえでかいのに8って更にでかいじゃん?
確かに15って凄いけど、この二人が力を合わせたら16ぐらい行きそうな気がしね?
二人とも強豪なんだからもっといってもよさそうじゃね?
なんかおかしくね?

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【車に轢かれそうな時の対処法】

(一般人) 全力で走って逃げる
(ストⅡオタク) 車を壊してボーナスをもらう
(ストⅡマスター)  ひきつけて昇竜拳

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【こんな○○はイヤだ!シリーズ】

・こんなホラー映画はイヤだ!
 ⇒最後にNG集

・ こんなロボットはイヤだ!
 ⇒中の人がいる
 ⇒自分に自信がない
 ⇒仕様書を隠したがる

・こんな保母さんはイヤだ!
 ⇒だんご三兄弟だけで乗り切ろうとする
 ⇒色んな事情を乗り越えて今この街で働いている
 ⇒影を踏むと本気で怒る
 ⇒園児が帰る頃にエンジンがかかる
 ⇒人前だと冷たい

・こんな映画ドラえもんはイヤだ!
 ⇒ドラえもん のび太の公正証書原本等不実記載

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【オブラートに包んでるけどケナされている表現】

・○○ちゃんは性格美人
・貫禄でてきたね
・やればできる子
・フレッシュさを失ってない

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【人生すごろくゲーム】
・これが出たら○○

■半年間欠かさず見ていたドラマが夢オチで終わる⇒サイコロをもう一度振れる 
■名前欄と住所欄を間違える⇒一回休み 
■「V.A.」の意味がわからずバンド名だと思っていた⇒ふりだしに戻る

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【あったらイヤだ!こんな近隣関係の悩み】

でっかいくしゃみをすると隣の部屋から「♪大魔王~」と合いの手が入る

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【オレオレ詐欺】

A「めっちゃ怖い話し聞いたの」
B「何?」
A「一人暮らしのうちのおばあちゃんに電話がかかてってきて出てみたら『お母さん?俺やけど・・・・』って言っておばあちゃんが『ヨシカズか?』って聞いたら『うん』って・・・  でも、ヨシカズおじさんって去年、交通事故で死んでるねん」
B「えぇ~!!怖いーーー!!!それで?」
A「『・・・俺、事故起こして・・・・』って言うから、おばあちゃん泣いてしもて『もう、事故の事は気にせんでいいから、成仏して・・・・』言ったんやて」
B「うっわー、怖い~」「せつないーーー」「ほんまにあるんやなぁー、そんな話」

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【問:次の語句を使って文章を作りなさい 】

1.「どんより」
 私はうどんよりソバが好きだ

2.「うってかわって」
 彼は麻薬をうってかわってしまった

3.「あたかも」
 冷蔵庫に牛乳があたかもしれない

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【”~でよろしかったでしょうか”って日本語がもっと嫌いになる使われ方】

 +--------------------------------------+
 | ファイルに変更がありますが        |
 | 保存してよろしかったでしょうか?   |
 |        [はい]  [いいえ]            |
 +--------------------------------------+

 って保存しちゃったのかよっ?!!!!

---------------------------------------------

【CUIとは何の略?】

 C = 右
 U = 上
 I= 分かりません

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はい!2箇所ぐらいクスっとしたね。
では次回こそご期待ください。
ちなみに「青森←→赤木」って全然別の言葉だけど何気に反対語っぽいよね。
あばよ。

79杯目「チキン野郎」

某電気店からのメールマガジンの文章が

「アナル語放送は2011年で終了します」

ってなってたよ(実話)。

「アナログ」と「アナル語」のタイピングミスはギリギリ解るけど変換する時に気付かないって怖いね。
もう意図的って考えた方がスッキリするね。でももし意図的なら、おもしろそうな言語だから無くならないでで欲しいね。

はい!ここで挨拶!松原です。

っつー訳で今回は前回に引き続きまた東京でまたオイタしちゃったお話なの。
某バンドの打ち上げ@渋谷でワッショイしてベロベロ時に松原直通電話に某バンドから入電!

「松原さん、渋谷にいるらしいじゃないっすか!こっちも渋谷で打ち上げしてるんで来てくださいよ!」say。

なんて楽しい街なんだ。
打ち上げが同時開催のフェスティバル。
一夜にして幾夜の思い出を手に入れる事がデキルなんて。
慌てて「行く!」と叫び、居酒屋名を聞き飛び出した。

しかし空はすっかり夜の暗さに飽きてきた時間。
という事はかなりのテンションが待ち構えているにきまっている。
そんなところに手ぶらで行くわけにいかずドンキホーテでギャググッズを購入して向かう事にする。

意気揚々と飛び出した渋谷。

だがここは松原の高揚を抑えるようなコンクリートジャングル。
大至急完全に迷子と化す。
聞いた居酒屋名を探しても見つからないでは無いか!

困り果て109の前でドンキで買ったアヒルの音の鳴るオモチャで鳴らして届け!

俺のSOS!作戦。

「クワァァーー」アヒルのオモチャsay。

しかし松原を呼んでくれたバンドには届かない…。
孤独は酸となり体を蝕む。
何度も人ごみの中でアヒルのオモチャを鳴らす。

「クワァァーー」

その時!!

「コラァ!ウルサイんじゃ!!」

★な、なんといきなり訳のわからないヤンキー4人組が絡んできた…

「おい!ウルサイ!ボケ!」松原もカチンと来て「俺の勝手やろ!」と反論!

向こうは1人が酔っ払って松原に絡んできて後の3人は「おい、やめろよ」のテンションである。
しかし男・松原。神戸が舐められては困るので一触即発の喧嘩&言い合いが始まってしまう。

「あれ?打ち上げに行きたかっただけやのに…」

本当に人生には毎秒毎秒分れ道があり、知らず知らずにどちらかを進み、それを積み重ねて今の自分がいる。
アヒルのおもちゃを持ちながら思いをかみ締める。

だが目の前の男は今にも殴りかかってくる勢い。

さぁ、大乱闘が今、幕をあける… と、そのとき!
なんと凄い偶然で警察が通りかかる。

「おいおい!なにしてるんや!」警官say
「うっさい!関係無いやろ!」ヤンキーsay
「そーじゃ!どっかいけ!」松原say
「クワァァーー」アヒルのおもちゃsay
「何で喧嘩してるんや?原因は何や?」警官say
「え?」ヤンキーsay
「ん?」松原say
「いや…こいつが…」ヤンキーsay
「あ、いや…ぼくがアヒル鳴らしてて…」松原say
「クワァァーー」アヒルsay
「それで、うるさいから…」ヤンキーsay
「で、カっとなって…」松原say
「え…?コレが原因で喧嘩…?」警官say
「あ…はい…」ヤンキー&松原say
「はぁ…。はい。わかった。ほな、これで仲直りや。喧嘩するなよ。」
「なんか…俺らこんなアヒルで喧嘩してたんか…」
「ごめんやで。」
「いや、こっちこそ…」
「え?兄さんはアヒル持って何してたん?」
「あ、ボクは友達が飲んでる居酒屋○○を探してただけやねん…」
「あ!○○??それはここのビルやで。」
「ああああ!ホンマや!助かった!」
「いやいや。困った時はお互い様や」
「ありがとう。ところでそっちは何してはったんですか?」
「いや、俺ら新潟から遊びに来てて、始発で帰るまで暇でブラブラしててん。」
「へー!そうなんですか!あ、あの…もし暇やったら一緒に行きます?」
「ええの?」
「ええと思いますよ!いきましょう!紹介しますよ!」
「じゃーいこうか!」
「クワァァーー」

という事で一緒に某バンド達が飲んでいる居酒屋に乱入!

「松原が来たぞ~!」勢いよく参戦!
会場から待ってました~の大歓迎!しかし後ろの謎の4人に会場は全員クエスチョンマークの乱舞…
事情を説明し、松原含めて5人で着席。
しかし「だからってなんで一緒に来るの?」的な表情が充満していき、
さっきのテンションは瞬く間に沈下。
数分頑張ってヤンキー4人と盛り上げるが我々は赤子の如く無力さを感じ、結局すぐさま外に出ることになる。

「ごめんな…」松原say
「いや。またどっかで会おうな!」ヤンキーsay
「もちろん!」松原say。

彼らは松原が見えなくなるまでずっと手を振ってくれた。
この街は松原が探してたものがあった。アリガトウ。渋谷!
胸を熱くして元の打ち上げ会場に戻るが、すでにお開きして誰も居酒屋にはいない…。
慌てて電話をかけると2次会で○○という居酒屋で呑みなおしているとの事!
「行く!」そう叫び、居酒屋を探すが見つからない。

チキョーー!!!!!!!!!!!!!!!

悔しくなり強く手を握りしめると「クワァァーー」アヒルのおもちゃsay
 「コラァ!ウルサイんじゃ!!」

★印へ戻る

*参考資料
叫ぶチキン

78杯目「リアル鬼ごっこ」

先日小学生子供とアンパンマン公式サイトにあるQ&Aを見てて

「しょくぱんまんは何枚ぎりなんでしょうか」

という激しくどうでもいい質問の回答が

「何枚切りでしょうか…実在する食パンにモデルがあるわけではないので、設定はないんです。
でも…パン屋さんで見たとき、何枚切りが一番しょくぱんまんに近いでしょうか?」

 デタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!

まさかの質問返しQ&Q!

答えられないなら質問ごと消しちゃえばいいのにと強く思う前に挨拶!
ボクが松原だよ。おはようさん。

そんな納得いかない回答で思い出すのは先日の渋谷センター街逃走劇である。

松原は東京に出張して打ち上げを経て、大好きなセンター街にある某ラーメン屋に真夜中に入ったのだ。
ガンガンにお酒を摂取した状態で味覚機能まで熟睡中。

何を食べても美味しいか解らないがとにかくシメのラーメンは体が覚えているので欲する。
なかなか濃い味のこのラーメンを完食し外に出た瞬間にとんでもない嘔吐に襲われる。
店前で「グェェ~」と叫んでいると店員が慌てて出てきて

「コラ!こんな所で吐くな!営業妨害やろ!!」

と叫んできたでは無いか!

こっちだってこう言っちゃーなんだがベロベロの酔っ払いである。
しかもまだ嘔吐物は出る前のエヅキ状態でこんなキレられ方をされちゃー黙ってられない!
松原も完全に理不尽に

「そっちがこんな濃いもん食べさせるから悪いんや!」

と応戦してしまう。

もちろん心の中では「ごめんなさい」!
しかしそんな心の声は届かず

「なんやと!コラ!」

店員は容赦なく怒り出す。

怖くなった松原は「にげる」のコマンドを選択してダッシュでセンター街を走り出す。

すると心無い店員は「待て!」と追いかけてくる。

うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああああああああああああ!!!

ベロベロの松原は最後の力を振りしぼり全力で走る。

逃げる松原。

追いかける店員。

全力で逃げる松原。

叫びながらおいかける店員。

それでも走る松原。

追いかけてくる知らないおじさん。

全力で走… 

エエエエ!!!おじさん??な、なんで???

それに店員はもうおらんやん!どーなってるねん!
それでもなんか怖いから走る松原

。おいかけてくる知らないおじさん。

何で走ってるのか解らなくなる松原。

「待てー」とか叫んでるおじさん。

なんで「待てー」って言われてるのか解らず走る松原。

「待てー!」って叫びながら追いかけてくるおじさんと警官。

全力で逃げるまつば…えええええええ!!!!
け、警官っ??ちょwwなんで??

とにかくテンパって逃げるしか無い松原。

「コラー!!」って叫びながら追いかけてくる警官2名とおじさん。
また増えてるやん。わしゃドラクエの勇者かっ!?

泣きながら走る勇者… ええええええ!
勇者?あ、いや、これは松原の事やん。
とにかく走る松原。

そして腕を掴んで来た警官。

捕まる松原。センター街の出口で警官2人に取り押さえられる松原。

それに集まる野次馬。

地面に倒され、こんな角度から渋谷の街を見るのは初めてである。

「ぼ、ぼくが何したって言うんすか?」say。

「はぁ?おまえ何したんじゃ!」警官say。

まさかの質問返しQ&Q!

いや、だからぼくは何をしたんですか?」
「じゃーなんで逃げてるねん!」警官say.
「いや、追いかけられたから条件反射で…」

そこにさっき追いかけてきたおじさんが到着。
「そこの方、すみません。彼を追いかけられてた方ですよね?」警官say。
「はい。ハァハァ」おじさんsay。
「なんで追いかけられてたんですか?」
「え?いや、逃げてたんで追いかけました…ハァハァ。」おじさんsay。

一同「…」

まるでピッチャーのいない野球の様にセンター街は困惑の状態。
追いかけられたから逃げたと答える松原。
逃げるから追いかけたと答える警官。
そっちが先だと主張する松原。
いや、そっちが先だと反論する警官。
合わせ鏡の様にどこまでも反復されていくパラドックス。
理由が無くかけっこして口論している景観に飽き離れていく野次馬。

そして誰も納得いかないまま、
出口の無いこのセンター街逃走劇は

警官の「もう、センター街を走るなよ」というセリフで幕を閉じる事となる。

わしゃ廊下走ってた小学生かっ!

モウヤメサセテモラウワ!

PS:
ちなみに文頭のQ&Aであった「しょくぱんまん」も何枚切りか解らないままですが、
彼のキャラは2枚目である事は確かです。

77杯目「盗撮」

我が家はオービスで記念写真。松原デス。
はい!という事でホント思い出は宝物だね。
写真や映像は出来るだけ残していきたいと思う31歳の冬。
そんな松原は先日、名ばかりの出張で日本列島の北端盛岡に行って参りました。

そこは雪だらけの白銀の世界。日本昔話に登場しそうな景色はまるで意図的に日本の情緒を伝えてくれている様な錯覚にも陥る美しさ。
一泊二日の時間の無いタイトなスケジュールで初日の仕事を終え早々に眠り、翌日早朝から“秘湯”に行く事にする。
温泉好きの松原はテンション高く、地元民しか知らない天然露天温泉に向かう。

そこは明治より以前からある様な木造の小屋が入口になっていて受付があり、そこで300円を払い、中に入っていく。
本当に情緒ある歴史的な木造建築物。一面雪化粧の廊下を歩き、露天風呂に向かう。
途中食事が取れるような場所があったので先に食事を取ろうと食堂へ。
昔ながらの場所のくせに何故か食券制。
自動販売機で食券を購入したはいいが客も店員も誰もいない。

エエエ!!!そこも無人? それは完全に詐欺やん!(汗)

でも苦情を言う時間も無いので、温泉に入った後でもう一度来る事にする。
気を取り直して歩を進め、廊下の先にある温泉に辿り着く。
扉を開けるとそこは絶景。もう美しすぎて唇が言葉にならない言葉を形づくる。
谷底の吊橋の下に砂漠のオアシスの如く湯気立つ温泉。
辺りは雪一面で温泉の横には魚が泳ぐ川。
聞く所によるとココはJRのポスターになっている程の最高のロケーション!
極楽とはこの事!さっそく脱衣所を探すがそんな物は無く、本当に野生の温泉。
大興奮で衣服を脱ぎ温泉に飛び込む。コンクリートジャングルで積もったストレスを溶かす様な熱い温泉は松原の心の奥まで暖めてくれる。

許す事ならこのままココに住みたい!

そんな気持ちを抑え、10分ほどお湯を楽しみ、飛行機の出発時間に背中を押され温泉から泣く泣く上がることに。
衣服を着て、名残惜しいこの風景をi-phoneの動画で収めて帰る事にする。

くまなく隅から隅まで撮影をして思い出を凝縮しているその時!!!

急に30年間で見た事の無い物体が写りこんでくる。

まさかである…。
背中の曲がったお婆ちゃんの裸体が液晶画面一面に広がる!

なんじゃこりゃ!!!!

あまりにスッポンポンのお婆ちゃん過ぎて、この事実が脳に浸透するのに数十秒の時間を要した。
ここは混浴でお婆ちゃんが入ってきたんだ。
その物体を脳が認識すると同時に今まで発生した事の無い奇声が口では無く全身の毛穴から発せられる。

「ぬぉぉぁぁおぅっ!」

その声に反応した物体が松原を凝視。
液晶画面越しに見つめあう2人。
松原はもうパニパニパニックだ。

その瞬間!その物体から激しい口調で怒号が発せられる。

「いやぁぁ!くらぁ!おめぇ!」

とんでもない訛った声で怒鳴られ、松原は慌ててこの極楽から地獄へと変わった場所から飛び出す。
全力で走っている松原の心臓は激しく波打ち、肉眼であれば確実に失明していたであろう先程の映像が脳裏から離れない。
長い廊下を駆け抜け、ポッケにしまったi-phoneはいつもより重く感じる。
一体あの映像は何メガの容量なのだろうか…。
そしてなんとか受付まで辿り着くが、なんと後ろからさっきの物体が簡易な衣服を纏った状態で追いかけてきた。

ギャーー!!

そして松原を指差し「こやつがカメラで裸を撮ってたんや!」と叫んできた。

それを受け、受付に居たお爺さんが立ち上がり怒りを露にして
万事休すの松原に向かって激しく怒鳴ってくる!

「くらぁ、ばぁば、また仕事中に温泉入っとったんか!?」

怒鳴られた松原は遂に盗撮で捕まってしま…

ってエエエ!!“ばぁば”????
松原じゃなくて婆さん??????
婆さんに怒ってるやん!!
しかもこの婆さんここの従業員なんかい!

事態が把握出来ずアタフタしてると、受付の爺さんは婆さんに仕事をサボるなと説教を始める。
そして説教が終わり、婆さんは渋々持ち場の食堂に連れて行かれる。

ってちょっと待て!ゴラァぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!

さっき行っておらんかった食堂の奴はお前やったんかい!
このババァ!

んでごっつい映像見てもたから全く食欲無くなったわ!
どーしてくれんねん!
仮に食欲あってもあのババァの待つ食堂行き辛いわ!!
この食券とこの気持ちはどうしたらエエねん!最悪やっ!

しかもこのババァが公の人間やったら
「お食事券」と「汚職事件」を引っ掛けて落とせてたのに!

チッキショー!!!

あんまり温泉に浸かれんかったけど、めっちゃ疲れたわ!ボケェ!

*注)i-phoneの動画は帰りの空港のゲートで探知機に反応してしまったのですぐ削除しました。

76杯目「ピンネタ」

「おはよう」から「あけましておめでとう!」まで貴方の暮らしを見つめる松原デス。
昨年を振り返って1つ悔いが残ると言えばM-1グランプリの終了。
なのでこれから目指すはR-1グランプリ!
そこで今日はせっかくなので皆さんにピンネタを読んでもらい松原が勝ち進んでいけるかどうかと決めて頂きたい次第デス。
それではピン芸人ドラゴン松原で「留守番電話コント」です。どうぞ!

【松原(以下 神)】おっ、ルス電が入ってる。聞いてみよ。ピっ

【ルス電の人(以下 ルス電)】こちらは留守番電話サービスです。新しいメッセージは1億件あります。

【神】いやいや多すぎやろ!

【ルス電】じゃー10件のメッセージがあります。1番目のメッセージです。22時30分

【神】一気に減ったな。

【ルス電】「藤井です~今日の合コンの場所やけどMのマークの方のマクドナルドでまってまーす!」

【神】Mじゃない方ってどこやねん!削除!

【ルス電】削除しました。2番目のメッセージです。22時31分
松本です。大きいリンゴと小さいスイカどっちが大きいんでしょうか?

【神】どっちでもええわ!もう削除っと。

【ルス電】削除しました。3番目のメッセージです。22時33分
「松本です。大きいリンゴと小さいスイカどっちが大きいんでしょうか?
さっきの入ってないかな?って思って…また電話します」

【神】削除!削除!

【ルス電】削除しました。4番目のメッセージです。22時50分
ガザガサガサガサ…

【神】あーよくポケットに入って勝手に通話してもてたんやろうな~

ガザガザガサ… 
それでは答えてもらいましょう!
いまガザって何回言ったでしょう?

【ルス電】数字を入力した後に米印を押してください。

【神】なんのゲームやねん。もう削除するわ!!
9押して削除っと

【ルス電】ブー!

【神】違う!違う!削除しただけ!!!

【ルス電】残念!1000万円は次回に持ち越しになりました。

【神】そんなに!?まじで?もっと真剣にやったわ!

【ルス電】5番目のメッセージです。22時49分
ハァハァハァハァ~~~

【神】うわーこんな変態からたまにかかってくるねんな~
削除っと

【ルス電】18歳未満の方は7を18歳以上の方は9を押してください。

【神】えええっ!!!なにこれ?でも18歳以上やったら次どうなるねん!
興味あるから9押してみよ!

【ルス電】削除しました。

【神】ちゃうちゃう!その9じゃなくて!!ああああ!

【ルス電】6番目のメッセージです。22時59分
「初めてお電話します。私お電話で産地直送の商品を販売しております松本と申します。
今日ご案内させて頂くのは今流行りの大きいリンゴと小さいスイカを特別に…」

【神】いらん!いらん!!んで流行ってるんか??削除!!!

【ルス電】Zzz…グ~……   あっ!削除しました。

【神】え?おまwwいま寝て無かった??

【ルス電】7番目のメッセージと8番目のメッセージです。24時10分

【神】え?8番目と9番目?
風次です~!今日の合コンは何時からでしたっけ??
それともう1件あるねんけど集合はMのマクドでよかったっけ?

【神】ちょww 1件の中に2つ用件あったからカウントしたの??
どんな機能やねん!!削除!削除!

【ルス電】削除しました。はぁ~… 
9番目のメッセージからは一気にお聞きください。

【神】いやいやいやいや!!さぼるな!さぼるな!!

【ルス電】じゃー9番目のメッセージです(怒)1時30分
「わたし。やっぱり別れたくない。電話して。私にはあなたしかいないの」

【神】もう終わった恋やねん。かわいそうやけど… 削除っと。

【ルス電】削除しました。10番目のメッセージの前に彼女に電話してあげてください。

【神】うっさいわ!ホっといてくれ!

【ルス電】じゃー10番目から13番目まではさっきの元カノからなのでこっちで削除いたします。

【神】そんな機能あるの?まじで?

【ルス電】この女たらし…14番目のメッセージです。
2時…いや、やっぱかけなおしてあげた方がいいと思います。
だって彼女がかわいそう…

【神】いやいやいやいや。もうええねん!
っていうかおまえさっきから勝手に色々しゃべりすぎやろ!!
なんか言えよ!おい!!!

【ルス電】プチ。ツーツーツーツー

【神】あれ?切れた。なんやねん!
腹立つな!!!もっかいかけたんねん!1416っと…

【ルス電】トルルル~トルルルル。ガチャ。
ただいま留守にしています。
ピーとなりましたらご用件をおいれください。

【神】って、なんでお前が留守電やね~~~~~んっ!!(暗転)

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*感想は松原携帯のルス電まで

75杯目「おっぱお!」

先日祖母に天然の生きたカニを送ったら祖母は嬉しくてカニを食べれずに飼っていたよ。
祖母が一番天然!

はい!そんなボクがたしカニ、孫の松原だよ。
名前だけでも覚えて帰ってくださいね~!

っという事で西暦は2011年を向かえ時代の進化は目くるめく早さで進行していき、
マセた子供や夢の無い子供など彼らの未来を勝手に心配している松原ですが、
いつの時代も変わらない普遍の物と言えば小学生ギャグであります。

例えば代表的なもので

「何してんの?」

「何もしてない」

「へえー息もしてないんだ」

この小学生ギャグを経験した人数は年金を払っている若者の数より多いのでは無いでしょうか?
他にも

「ねえ、ちゃんと風呂入った?」

「入ったよ」

「ええ!お前ねえちゃん(姉)と風呂入るのかよ~!」

など法律を操れる力さえあれば殺害確定のしょうもない小学生ギャグ。

そんな松原の小学校時代は年越しの一発目に学校に行くと決まって
「今年こそ本気出す!」
とか言うしょうもない同級生や
スト2で春麗を使うとからかわれる淡い思い出が蘇ります。

しかしあの頃はいつも命がけでした。

会話でウソか本当にか怪しいときは二言目には
「命かけるか?」
でいちいち命を張って物事を証明していました。
デットオア○○な危ない橋を渡って今に至る皆さんも少なくは無いはず。

そんなわが息子も小学2年生になり友達を連れてきます。
やはり小学生ギャグと言うのは今も健在の様で松原は今の歳になって彼らの繰り出すギャグがツボでしょうがありません。

その友達たちは松原に様々なギャグを繰り出して来るので大人な松原は毎回必殺大人返し応戦いたします。

今日はせっかくなのでそんな小学生ギャグの応戦方法を皆様に伝授いたしましょう。
お子様をお持ちの親御さんには必読頂き、活用ください。

例えば
【例題1】
大人「コラ!なんでそんな事をするんだ!」
子供「だってみんなやってるもん!」
大人「じゃみんな死んだらお前も死ぬのか?」
子供「うん。死ぬよ、死ぬからオマエが先に死んでくれ、そしたらボクも死ぬから」

こんな生意気な糞ガキにはこう応戦します。

「じゃあ死んでやるからどうやって死ぬのか手本見せてみろよ!」

これでグウの値も出ないはずです。是非ご活用ください。

続いて文頭でもあった【例題2】
「え?ほんまに?命かけるか?」です。

これはよくある返し方法で
「うん。かけるで!」と言って空中に“命”という漢字を書く応戦方法がありますがそれは子供レベルです。

松原クラスになると
「うん。かけるで!」と言い放ち空中に「LIFE」と書きます。

子供は意味が解らず問いてくるので英語を説明してやり完全なる敗北感を与えてやります。
これで格下意識を与えつけてゲームを優位に運ぶ高等技術。
是非ご活用ください。

続いては【例題3】
「一万円あげるよ」これも教科書に出てくるクラスの小学生ギャグ。

「頂戴!」と言うと「はい。上にあげたー!」と決まって返してくるのでそこは大人のインテリ感を見せ付ける恰好の機会。
このケースはこう返しましょう!

「え?くれるの?俺、テンプラ大好きやから頂戴!」

意味の解らない回答だが子供は「頂戴」のキーワードに釣られ「はい。上にあげたー!」と繰り出すので
「いや、テンプラ好きっていったやん。そうじゃなくて油で揚げて!」

これで子供は再起不能です。
子供の変換機能に無い「揚げる」を持ち出す事によって完全に知識の差を見せつけ自分の知らない世界を提示してやります。

もう会話まで油に水です。
まだまだありますが限られたスペースなので最後の例題です。

【例題4】
「いっぱいの『い』を『お』に変えて言ってみて」

これは「1+1は?」にも代表される子供の最も得意とするクイズ方式であり。
「1+1」の場合、「2」と言うと「ぶー、11でした。」的なパラドックスへと誘われるが、
この問題は子供ながらの性への目覚め、アイデンティティー確立の第一歩的状態である。

こここそ自己形成を崩壊させるチャンス。
確実に引き出したい答えは「おっぱい」だがそんな事はさせない!

完膚なきまで叩き潰す為に大人は一語一句逃さずに変換してやりましょう!
自分が出せる最大の音量でこう叫びます。

「おっぱお!」

これで人生は思い通りに行かない事を目の前で叩きつけてやります。
以上の例題を参考に是非生意気で子供じみた小学生を絶滅させて
早く松原の様な大人な精神を身につけさせてやりましょう!

ではまた次回!「×2×2(バイバイ)」

74杯目「難解な日本語」

今回はなんと年末拡大版でお送りする松原の大人気コラムだよ。
今回のお話は松山に出張した夜の出来事。

街から離れた居酒屋で打ち上げを行いホテルまで帰るバンドのタクシーに便乗。

しかし無理やり7人で乗り込んだが、狭さに耐え切れず、辺鄙な場所でいきなりタクシーを降りた松原。

ギャグのつもりだったので、すぐに戻ったのだがタクシーは姿を消していた。

まじで…。

いまさら「引き返して」とも言えないので孤独を背負い土地感の無いこの地で行くアテも無く歩く事に。

いつもの様にホテルを取らずその場のオモシロに柔軟に対応出来るスタイルが功を奏した結果だ

。しかし季節は厚手の冬を身に纏い、まるで初心者のバイオハザードの如く手は自分の思い通りに動かない。
このまま朝まで歩き続けるのは見ず知らずの人に貴重品を預けるぐらい危険である。

「誰か助けて…」

僅かにしか照らさない外灯が作った自分の影を未知の救世主にみたてて呟いた。

その時!

「ドウシタ?」

いきなり声をかけて来た1人の女性。
それが後にこのコラムの救世主となる「にんにん」と名乗る韓国の女性である。

どこか暖かいホテルか漫喫を探していると相談する。
すると「ワタシ、シッテル。仮眠デキル。マッサージモ出来テ3000円。イケル?」韓国女性say。

「えええ!ホンマ?泊まれてマッサージで3000円でいけるの?」
「イケル!コッチ!」

もう深夜4時を回っていたので電車が出る時間まで仮眠をしようと韓国エステと書いたお店に入る事にする。

そしてすぐさまマッサージが始まる。

…のだが、ものの10分程経ってから

「オ兄サン、モウ手ガ疲レタ。延長スル?1000円。」

ゴラァァ!もうちょっと頑張れよ!

そう思いつつも全く気持ちよく無いし、なんだったら仮眠を取りたかったので

「あ、じゃーもういいです。寝ますわ。」と返答する。
すると韓国人女性は「ワカッタ」と不満げな顔で頷き、
「ジャー出口アッチ」と外に誘導するでは無いか!

エエエエ!!

いや、仮眠出来るって言ったやん!!
絶対言ったやん!

勢いよく突っ込むと
「仮眠出来ル漫喫ガコノビルノ4階ニアル」 

了解~!ほな~…
って、なるかボケ!

ええ加減にせーよ。

しかしどれだけ怒っても
「仮眠とマッサージが出来るビル」の一点押し。

もう面倒臭くなった松原さんは諦めて上の階の漫喫へ。

店内は閑散として未だ見た事の無い完全に個人経営風の満喫。

もう数時間なのでどこでもいいし、入る事に。
しかしこんな狭い漫喫は初めてである。

3時間パック前金制でシステムだけしっかりしてある。
無愛想なおじさんは松原にドリンクとそこにある食べ物などは無料と告げ、
フラットルームと名づけられた座椅子だけのある簡易に仕切られた空間を案内する。

食べ物が無料とは中々素晴らしいシステムである。
しかしこのフラットルームは目の前の客がガンガンに見える囲い方で想像を絶する気まずさである。

なんなら目の前のおばさんが読んでいる本まで解る始末。

しょうがないので横になり、仮眠を取る事にする。

するとすぐさま店員のおじさんが「どうぞ!」といい冷凍チンのタコヤキを持って来てくれた。

マジで?これもサービス?

小腹が空いていたので至極嬉しい
早速そのタコヤキを食べる事に。

すると間も無く、目の前の席のおばさんがトイレから帰ってきた。

その瞬間!
「なにしとるんじゃー!」

いきなり松原に怒号を浴びせてきた。

その声に反応して店員が駆け寄ってきた。
おばさんは店員に向かって

「こいつがワシのタコヤキ勝手に食べとるんじゃ!」

イヤイヤイヤイヤ!店員さんがくれたのでてっきりサービスと思い込んでしまってすみません!

必死で説明し誤解を解くが満喫が最悪の空気である。
でも何が最悪ってその誤解が解けた後も互いの姿が正面に見えるこの空間にいる事が耐え切れない。

10分もしないうちにギブアップした松原は結局店を出て、寒空の下へ帰る事になる。

段々腹が立って来た松原は3階の例の韓国エステに怒鳴り込にいくことにする!
するとにんにんもヒステリックに逆ギレして来て激しい言い合いが始まる。

そして最後に彼女は松原にこう叫んできた!

「オマエナンテ、デテイケ! コッチコイ!」

“難解”な言葉を突きつけられ
次は一体“何階”に連れて行かれるのだろうか…