10杯目 「楽しみにしていた牡蠣鍋」

先月が好評だった松原の口説き文句シリーズ!!

「(タバコをくわえて)ごめん!火をつけてもらってもいい?」

女「うん。いいよ。(タバコに火をつける)」

俺「おいおい。困った子猫ちゃんだな。」

女「え?どうしたの?」

俺「だって俺のハートにまで火をつけちゃったじゃん。このいたずらフェアリー♪」

 

 

 

そして今宵はその火で盛り上がる二人!恋に恋焦がれ恋になく〜(by GLAY)
と言う事で各雑誌媒体のみなさんからコラム連載オファーをお待ちわびている太陽と松原です。
そんなこんなで最近の打ち上げで困った話しを少々…。

 

先日常連バンドならご存知・打ち上げ会場「こてこて」での悲劇。夕方に打ち上げの予約をする為に「こてこて」に電話すると大将が何故か超ご機嫌。「今日は奮発してカキ鍋出したるわ〜!」とのこと。バンドマンに伝えると大喜び。お陰でみんなハイテンションでライブが出来て、楽しみにしてた牡蠣鍋目指して、ルンルン気分で「こてこて」に到着。

するとシャッターが閉まっているではないかっ!みんなを連れてゾロゾロ来た松原は超テンパった。訳わからず、とりあえずシャッターを開けようとしたが鍵がかかってる!焦って電話しまくったり、ドンドン叩いているとシャッターがゆっくり開いて中から大将が寝起き全開で出てきた…。

「ん?どないしたんや?」

こっちがどないしたんじゃじゃ!!お~い!大将っ!めちゃ寝起きやん!
そうなのだ!奴は寝てたのだ!もっかい言わせて!寝ていたのだっ!!
当然料理なんか何も出来ていない。

 

夕方に予約したのに大将はそっから一杯やって酔い潰れて、今に至るらしい。

 

悲惨以外の言葉が見つからない…。

 

 

慌てて松原は大将に料理をまかせ、二階の会場の準備をする事にした!

 

 

みんなを二階にみんなを誘導してから皿を並べて座布団ひいて、箸やら灰皿やらのセッティング…
とりあえずビールと場つなぎ様にスナック菓子を出してから、厨房の料理状況を確認しに一階に降りたら、

 

 

 
…って、おぉぉぁ~いっ!!大将また寝てるやんけっ!コラァ!!
ワレ、ワシ客やのに働いとんじゃっ!なにさらしとんじゃ!もっと頑張らんかいっ!

 

 

あかん。こいつもう役に立たん。
しゃーないから弊社スタッフを呼び出して料理を作らせる事にした。
しかしそれまで少々時間がかかる!

 

『酔っ払ってるのは解るからウチのスタッフが来るまでの場繋ぎの料理作ってや!』

 

 

そう大将に告げ松原は二階に戻り、みんなに状況を伝えて謝った!

そして数分後また一階に戻ると大将が「カキ鍋出来たで!」とにこやかに微笑んでいる。

やるやん大将!さすがやん!やっぱイッパシの料理人!みんなが楽しみにしてた牡蠣!酔っ払ってても料理は作れるんや!なんか使えん奴とか思ってもてゴメン。

って、コラっ!お前、コレ鍋に水いれて干し柿、入れただけやんっ!
カキはカキでもこの柿ちゃう!

この状況でこんなボケするなって〜〜〜〜〜〜!ほんでよく干し柿あったな〜!

 

結局、牡蠣は見つからずで、松原やウチのスタッフで冷蔵庫にある食材を使って、よくわからん鍋を作ってそれをバンドマンに振る舞う。もちろん大将は爆睡。

 

そんなこんなでなんとか乗り切った松原。結局、牡蠣は見つからずだったが、今、夏で本当によかった。
だってバンドマンには「牡蠣鍋」じゃなくて「夏期鍋」と言い訳が出来たから本当によかった。(←全然良くない。)

-2005/05/03 update-