31杯目 「リアルドロケイ」
トイレに行く事を【レコーディングに行く】と解く。
その心は?
レコーディング=音入れ(おトイレ)
はい。松原だよ。
遂に新年を迎え、めでたい今日この頃ですが年末年始忙しいのが忘年会新年会。
毎晩呑み明かす日々ですが、先日焼酎イッキしまくりで自分でも珍しく酔っ払っているのを認識した夜。
運転手を店に残し、一人で車で睡眠を取る事にして運転席に乗り込んだ。
縦列駐車をしていたのだがバス停の前だったので少し前に車を動かそうと思い発車させた瞬間、後ろで急ブレーキが鳴り響いた。
慌てて後ろを振り向くと天下のパトカー様と接触寸前である。
焦った松原は10cmほど動かした車をバックで戻し、
車から降りたその瞬間、パトカーから2人の警察が猛烈に駆け寄ってくるではないかっ!?
テンパってしまった松原は思わずコマンドの「逃げる」をクリック。
地元・新開地の土地でリアル・ドロケイが始まる。
スリル満点の数分間、警察と松原のドラマティックな香港映画顔負けの逃走劇を繰り広げ、逃げ切ったと安心して
失速した松原の両腕を後ろから警官が豪快にダイビングキャッチ…
警官の怒鳴り声が街の雑踏に埋もれずビルの隙間にこだます。
「嗚呼ぁすみません!」
必死で謝る松原に 警官は息を切らしながら
「コラァ!お前なんで逃げたんじゃ!」
飲酒運転を恐れた松原は言葉を詰まらせながら
「追いかけられたんで怖くて逃げました…」
と手垢の付いた答えを返す。
すると警察から意外な反応が
「お前ヤクやってるんやろ!」
エエエエっ!?オレが??まじで?
パトカーに連れて行かれ薬物チェックと全身の持ち物チェック…。
当然薬物など持っていない。
次は車の中を見られる事に。
助手席のカバンの中に入っていた打ち上げ用のハリセンや金髪のカツラを手に取られ「お前、何やってるやつなん?」と当然の疑問を投げかけられる。
真顔の警官が持つハリセンは想像以上の面白さで通行人が笑いを漏らす。
他に車内にあった「M-1グランプリ」の応募用紙も見つかり、完全に芸人と勘違いされる。
そしてどんどん車の中を物色されているとトランクに、
先日sophiaのコピーバンド“マフィア”のライブで使用したおもちゃのピストルと砂糖を入れたビニール袋(ギャグで作ったコカインのダミー)が街頭の灯りに照らされる!
うわ!最悪や!衝撃の出来過ぎたシナリオ…
予想通り、完璧に勘違いした警官が
「おいっ!!!お前!コレなんやねん!!!!」
「いや、偽物です!!ホンマです。これは砂糖です!ホンマですっ!」
「みんなそう言うねん。なんで砂糖が袋に入ってるねん。舐めたらわかるねんぞ!」
ってホンマに砂糖やし!
「いや、今、舐めてみてください!」と促すが、
「みんなそういうんじゃ!とりあえず署に来てもらう!」に一点張り。
何度も訴えるが、聞く耳持たずで、松原は甘い砂糖が詰められたビニール袋と共に連行される。
このあと連行された警察署で、ただ甘いだけの砂糖を警察が舐めて、変な空気になる事は間違いない。
「あれ?砂糖やん」
「はい、砂糖です。」
「お前舐めてるやろ?」
「いや、先に舐めたのはそっちじゃないですか?」
「お!君、うまいね〜!」
ってなるかー!
-2007/01/05 update-